みなさんこんばんは。
中古のレンズの選び方をご紹介したいだらだらくまです。
ほしいレンズを「新品では値段が高くて買えない」ことやほしいレンズは「中古でしかない」といった場合に中古のレンズを視野に入れることがあると思います。
欲しいために重要なことを見逃している場合があります。
そんな中古レンズを購入するために知っておきたいことと注意点を書いてみたいと思います。
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中古レンズとは
文字どおり使われた後に売られたレンズです。
どんな使用状況であったか
などは売られている状態ではわかりません。
見た目はとてもきれいでもピントやAFモーターに不具合があることがあります。
そんな状況も含めて中古レンズです。
不具合がわかれば返品や交換対応をしてくれますが、せめてよい状態がわかって不具合の判断がつかなければまちがった購入になってしまいます。
購入後のことも考慮して考えてみましょう。
よく調べてみたほうがいいね
新品の値段も急に安くなることがあるよ
どんなものを選ぶ
さいしょはインターネットのサイトで調べることが多いと思います。
そこにはAからCなどの評価が記載されています。
これを参考にすることが重要です。
しかし、この評価は製造年月日の新しさや見た目のきれいさだけで判断されている場合が多いです。
AFの速度や動作音、実際の写りは見られていない事があります。
ここから先は実写をさせてもらったり、信頼できる店舗で購入することが大切です。
評価Cのレンズはどうかな?
注意してよくみたほうがいいね
お店に理由の問い合わせもいいと思うよ
できる限り避けたほうがいいよね
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A評価の落とし穴
A評価はすべてがよいレンズではありません。
これは販売店の考え方で変わってきますので知っておきましょう。
A=良品となっている場合があります。
さらに上にS評価がある場合などはAの評価がそれほど良い評価ではない場合があります。これは販売店によって違います。またはとても美品であっても発売された年代に応じて低い評価している場合があります。
また1970年代のレンズがA評価の場合は塗装が剥がれていても打痕があってもA評価の場合があります。
少し気をつけておかないと評価だけで購入するのは危険ですね。
S=未使用品といったものは期待できるかもしれません。
古いなりのA評価だね
最近のレンズと同じではないよね
TAMRON SP AF17-35mmF/2.8-4 Di LD Aspherical [IF]
軽くて安く明るいフルサイズ対応広角レンズが欲しく一般の中古店で購入
カメラを持っていき試写した画像を確認
レンズフードが付属していなかったが値段が安く工学系が
きれいだったため約¥15,000で購入
レンズフードは同型のSONY製を使用
避けた方がよいレンズ
見たりさわったりしただけでわかることもあります。
ぜひ直接手でさわってチェックさせてもらいましょう。
ありがちな例です。
理由といっしょに書いてみますね。
○打痕がある
あたり傷がある場合はレンズの光学系がずれてしまっている可能性があります。
○塗装が剥げている
使い込まれている可能性や乱雑に扱われた可能性があります。
○ズームしたときにひっかかる(擦れる音がする)
内部機構に負担がかかった結果悪い状態の可能性があります。
○取り付け部のマウントに傷が多い
マウント部の削れなどは取り付け時に乱雑に扱われています。
○ゴムがベタベタする
使いづらいですね。ゴムが浮いてしまっている場合もあります。
○フードなど付属品が完全でない
レンズケースなどは問題ありませんが、フードや三脚座がない場合はおすすめできません。あとから購入すると高くつきます。
○保証対象外の記載がある
古くてメーカーも保証ができない場合にこの記載があります。
リスクを負って購入する必要があります。
せめて不具合時に返品対応はして欲しいですね。
○値段が相場より安すぎる
後から修理が必要な場合があります。
このような内容を見ていると嫌になってしまいますね。
こんな場合は全国展開のカメラ屋さんや通販対応でも購入後の対応をしっかりしてくれる店舗を選ぶことが必要です。
対応がよいお店がいいよね
ちゃんとした理由なら対応してもらえるよ
ていねいに説明しなきゃね
CANON EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USM
故障して修理料金が高額であったため
中古で買いなおすことにしました
画像で光学の画像を確認¥10,000で購入
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オークションなどでの購入
これはおすすめできません。
必ず問題があると思っていた方がいいです。
レンズばかり出品している人は安く購入して掃除や簡単な補修を行いオークションにかける転売が多く見られます。ひとつの商売になってしまっていることが悲しいですが粗悪品をそのまま売ってしまっていることが注意点です。
中古店に売るよりも本当に欲しい人にオークションで売ろうなんていう人はほとんどいません。よい出品者さんは購入時期から使用経緯や手放す理由などを詳しく買いてくれています。
どうしても欲しい希少品のレンズなら考えますが、残念な思いをすることが多いと思います。
オークションで同じ説明をよく見るよ
それは転売の出品者さんだね
気をつけようね
TOKINA AT-X 270 AF
ネットオークションで購入
TOKINAがANGENIEUXに供給したレンズと光学が同じもの
ものがなく仕方なくネットオークションで購入
レンズ後端に曇りがあったため分解清掃
おすすめの販売店
本来は書くべきではないかもしれません。
おすすめの販売店を書きますが、わたしの経験からです。
他の販売店がだめということではありません。
おすすめの販売店は「マップカメラ」さんです。
もちろん実店舗を新宿にかまえていて新品の販売も行っている優良店です。
舶来品などは保証がありませんが、通常の国内のカメラやレンズは1年保証をしてくれます。また、購入後に不具合があった場合は親切丁寧に対応していただけます。
流動的な中古品ですので、すべてが完璧な商品ではない場合があります。
そんな場合にも適切に対応していただけたことがあります。
やはり優良店であることはみなさん知っているようで在庫品をネットで見ていたらすぐに販売済みになっていることもあるくらいです。
悪いお店では購入後不具合を訴えても社内規格の範囲内なんていわれて対応してもらえないこともあります。欲しいものだからこそよい販売店で購入したいですね。
保証があるのはいいよね
購入時には状態の注意書きもみておいたほうがいいね
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購入はできるだけ新品
わたしも中古品やジャンク品などを多く購入してきました。
修理や掃除が楽しく曇っていたレンズが掃除後よく写るようになったときにはうれしいものです。
しかし、これは楽しみのひとつで購入したら問題なく使用したい方にはおすすめできません。
そんな経験からほんとうに欲しいレンズは新品で購入することです。
何度も失敗してもたどり着くレンズはひとつだったりします。
資金が足りないときは今のレンズで腕みがきですね。
中古レンズ購入のまとめ
項目別にたくさん注意点を書いてきました。
ほんとうは新品がよいのですが今回は中古レンズの選び方ですのでよい購入までの順番でまとめてみます。
2 新品との金額差を把握
3 大きな差がある場合は中古も視野に入れる
4 よい販売店数店舗でレンズを確認
5 一週間くらいレンズの評価と画像を見る
6 もう一度写真の作例を見てみる
7 5と6を継続
8 時間が経っても意欲が落ちなければ購入
実はレンズを購入したいときは浮き足立っている場合が多いのです。
金額やレンズの状態の調査をすることを繰り返しながらレンズの写真の作例を見ておきましょう。
もしかしたらまだ買わなくてもいいかな?と気持ちが落ち着くことがある場合もあります。
買ったあとにさめてしまうのは悲しいですね。
購入するレンズと状態を把握しづらい中古商品の対応を気にするようにするといいですね。そして購入する自分にもチェックが必要です。
レンズは高額商品ですので納得がいく購入ができるといいですね。
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