オートフォーカスの性能と活用方法(AF) うさたま

うさたまミニー 0.すべて

みなさんこんばんは。
うさぎとたまごが大好きなだらだらくまです。

前回の昼間のパレードの続きで撮影のしかたで
オートフォーカス(AF)のおはなしをしたいと思います。
オートフォーカスをAF、マニュアルフォーカスをMFと書いていきます。

今回のおはなしでは2017年のイースターの時期のパレードで
今年も行われるかと思ったら35周年のため
おあずけになってしまった『うさたま大脱走』を撮影の題材とします。

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オートフォーカスの3つの基本性能

AFでピントが合うなんて便利な世の中になったものです。
1.AFの能力はピントが合う場所の点数で表現されます。
少ないものだと9点、多いものでは60点以上のフォーカスポイントを選択できます。
ここで先に書いちゃいますが、点数は多い方が良いです。
例としては9点では縦位置で撮影をしたときに顔にピントをぴったり合わせるのが
大変なんです。
2.どれだけ暗いところでAFできるか
-2EV や -4EV と表現します。
最近の新しいカメラではほとんど見えない場所でもAFが合うカメラがあります。
暗いところに強いということはパレードだけでなく夜や
ホーンテッドマンションの中でもAFが合うんですね。
これはすごいことなんです。
3.AFの各ポイントのAFセンサーの能力
メーカーごとに公表していますがクロス測距点がいくつあるという記載があります。
縦線や横線でAFを合わせているのですが、これが十字(縦線+横線)なら
AFの精度がとても高くなります。
横の縞模様の被写体に縦線を検知する横ラインのセンサーは反応してくれないのです。

この3つがAFの基本能力になります。

AFポイント
キヤノンホームページhttps://cweb.canon.jp/eos/lineup/kissx8i/feature-afae.html参照

オートフォーカスの種類と動作

AF点数の選択

オートAF、選んだ1点でのAF、ゾーンAFがあります。
カメラのAFポイントが30点あるとしての説明です。
オートAF
これは30点の中から一番近くにある被写体を自動で合わせてくれる機能です。
スマートフォンのオートAFと似ていますね。
しかし、撮影したい被写体がうしろだったときには合ってくれない場合があります。
選んだ1点でのAF
ファインダーからのぞいてどこに被写体を配置したいかがわかったら選ぶ方式です。
クロスポイントの精度が高いポイントは中央付近が多くありますので、
この1点を活用することはが多いです。
風景などを撮るときにむいていますね。
でもパレードの時には顔の位置がほぼ同じですので、30点の中から1点を指定した方が
撮影しやすい場合があります。
ゾーンAF
30点のうち一部分の数点でAFをする機能です。
アップで撮影をする時に1点では細かすぎと思う場合はこのゾーンを使い
広めにAFポイントを選びます。
1点よりは広くなるため目だけにピントがほしいときは
違う場所にピントが合ってしまうことがあります。

パレードでキャラクターをアップで撮影するときは
ピントが合った場所以外はボケはじめます。
AFの点数を選択するなら目などピントをあてたい場所を選んで
撮影する必要がありますね。
アップなら1点で目にピント、ちょっと引いて撮影ならゾーンで顔の位置
がちょうどいい選択だと思います。

AFの動作方式

一回だけピントを合わせるワンショットAF , AF-S
継続してピントを合わせ続ける AI-SERVO , AF-C

この2つが状況により切り替わるモードもあります。

この動作方式と先ほどの1点やゾーン、全点のポイントを考えて
選択します。

この中に組み合わせでパレードやショーでとても活躍する設定があります。
キヤノンなら全点AFとAI-SERVO、ニコンならAF-Cと3Dトラッキング
という方式です。
これは最初にピントが合った場所、基本中央になると思いますが、
そこからキャラクターが動いても、カメラを動かしても
他のポイントが捉え続けて同じ場所にAFを合わせ続けてくれるんです。

うさたま大脱走は通過型パレードではなく
停止型のパレードです。
停止後のキャラクターの動きは180度以上のサービスをするため
とても撮影チャンスは少ないです。
むだにシャッターを切るのではなく、AFで追い続けて
とてもよいポーズに備えたいですね。

この機能は昔のカメラではありませんでした。
この機能を使えば失敗はほとんどなくなると思います。
AFはこれをおすすめしたいと思っています。
あとはこちらを向いてくれるのを待つだけですね。

CANON EOS1DX と SIGMA APO100-300mm F4 EX DG HSM + EF1.4xで撮影
ISO400 F5.6 1/400
イースターパレード うさたま大脱走 ミニーのAFポイント表示 AI-SERVO 全点AF

うさたまミニー

○1点と合わせ続ける組み合わせはちょっと動いただけでピントははずれます。
構図を決めることもできませんね。
前後に動く被写体で、AFポイントを選んだ場所で捉え続けやすい被写体におすすめです。
使う被写体の例)向かってくる電車や走っていく犬など
○ゾーンは全点まではいきませんが、同じような動作をします。
でも少しAFの範囲はせまくて残念ですね。
使う被写体の例)このゾーンの中で動きがある被写体
○追い続けないで一回だけピントをあわせる設定はカメラを使いこなせる
ようになったらおすすめです。
追い続けてもずれることはありますし、ねらったポイントが1番ピントを
合わせたい場所ですね。
使う被写体の例)すべての被写体に使用できますが、腕が必要です。

CANON EOS1DX と SIGMA APO100-300mm F4 EX DG HSM + EF1.4xで撮影
ISO400 F5.6 1/400
イースターパレード うさたま大脱走 ミッキーのAFポイント表示 AI-SERVO 全点AF
AI-SERVOの全点で目にピントをあてて追い続けた写真です。

うさたまミッキー

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おすすめの一眼レフと力不足の機種を紹介します

おすすめ CANON X8i以上 NIKON D5500以上のカメラです。
力不足 CANON EOS KISS X9, NIKON D3500 です。
力不足の機種はオートフォーカスの点数が少なくて
精度が高いクロスポイントがとても少ないので、
追い続けるのがむずかしいんです。
いい機能にあやかりたいと思っちゃいますね。
もちろん小さくて軽くていいカメラです。
この機能の少ないカメラでいい写真が撮れるようになったら
カメラの腕もすごくよくなっていると思います。

わたしはCANONのEOS KISS X9の1世代前の機種 EOS KISS X7
を使用してパレードも撮影しています。
上位機種でなくてもとてもいい写真が撮れています。
慣れや腕で多くをカバーできるのも楽しいです。

AFをじょうずに使いこなしてこそいい写真が撮れると思います。

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