みなさんこんばんは。
撮影をするときに必要なシャッター速度についておはなししたいだらだらくまです。
カメラで撮影をしていくにはシャッター速度を気にしないといけません。
直接シャッター速度を設定できないコンパクトデジタルカメラでもISO感度を変更することでシャッター速度を調整できたりします。
写真の表現でもとても重要ですので、いっしょに見ていきましょう。
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シャッターってどんなこと?
撮像素子(イメージセンサー)やフイルムに像の光をあてる機構です。
どれだけ光を当てるかで明るさが決まります。
その光を通す時間を調整するのがシャッターです。
種類としては以下のものがあります。
○フォーカルプレーンシャッター
一般的な一眼レフやミラーレス一眼に使用されています。
縦走り、横走りなどの動きの違いがあったり布の幕や鉄の幕の違いもありました。
○レンズシャッター
身近ではコンパクトデジタルカメラに使用されていますフィルムでは中判カメラや大判カメラはフィルムが大きすぎるためにレンズシャッターでした。レンズシャッターとはレンズの中にシャッターがあります。絞りを大きくすることで速いシャッター速度を使えるようになります。
フラッシュがすべての速度に対応できる利点があります。
○ミラーシャッター
古い一眼レフでミラーをシャッターにしたミラーシャッターがありました。
ミラーがあがることで先幕を開き残った後幕が閉じる方式です
○電子シャッター
電子シャッターだけは物理的ではなく電気的に処理をするシャッターになります。
フォーカルプレーンシャッター
CHINON SLR の縦走りフォーカルプレーンシャッター
閉じている時と開いている時
シャッター速度について
シャッター速度は高速シャッターから低速シャッターまであります。
低速シャッターは1/30秒よりも遅い速度をさし、長いときは數十分シャッターを開くこともあります。
高速シャッターは基本は動きを止めることを前提に考えます。
最近のカメラでは1/1000秒よりも速い速度をいうことがあります。
シャッター速度は1段ごとに遅くなる場合は2倍の速度、速くなる場合は1/2の速度となるようになっています。光がイメージセンサーやフィルムに届く量が変わってきます。
すこし時代を遡ったはなしになりますが、昔のカメラは大陸系列という今とはちがったシャッター速度の表記でした。今は完全に2倍と1/2で表現できる倍数系列となっています。
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シャッター速度の使い方
シャッター速度が速いものから表にしてみます。
どんなものを撮影するのに適しているかもいっしょに書いてみますね。
シャッター速度 | 被写体の例 |
---|---|
1/8000秒 | ミルククラウン 水しぶき など |
1/4000秒 | F1レーシングカー など |
1/2000秒 | F1レーシングカー など |
1/1000秒 | 人が振る手を止めるとき など |
1/500秒 | スポーツ 車 など |
1/250秒 | スナップショット |
1/125秒 | スナップショット |
1/60秒 | 夕景 など |
1/30秒 | 室内 など |
1/15秒 | 夜景 流し撮り など |
1/8秒 | イルミネーション など |
1/4秒 | 川の流れ など |
1/2秒 | 川の流れ など |
1秒以上 | 星の撮影 など |
速度と被写体
被写体に対するシャッター速度に決まりはありません。
焦点距離でも変わりますし、撮影のしかたでも変わってきます。
速い動きものをしっかりと止めて撮影したいときはなるべく速いシャッター速度が必要です。
逆に撮影テクニックの流し撮りといいシャッター速度をゆっくりにして被写体にあわせてカメラを動かす「流し撮り」という方法があります。
背景が流れたように写りますが、速度感がとても出せる撮影方法です。
このように同じ被写体を撮影するにしてもシャッター速度は撮影のしかたで決めるものだと思います。
同じ被写体でもシャッター速度を変えるんだね
シャッター速度は写真の表現に重要な要素だよ
もし撮影設定などをみて参考にするときは
どのような写真が撮れるかをよく確認してからのほうが
いいですね。
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手ぶれしないシャッター速度
被写体の表現のためのシャッター速度を説明してみましたが、もうひとつ手ぶれしないためのシャッター速度というものがあります。
1/換算焦点距離
というシャッター速度です。
換算焦点距離は確認してみるといいよ
手ぶれ補正にたよりすぎないことも大切だね
これが手ぶれしないで撮影できる限界のシャッター速度とされていて、この速度よりも速い速度で撮影したいものです。できれば1/(換算焦点距離×2)を確保したいです。
換算焦点距離についてはフルサイズなら焦点距離そのままです。
CANONのAPS-C 焦点距離×1.6NIKON PENTAX SONYのAPS-C 焦点距離×1.6マイクロフォーサーズ 焦点距離×2となります。最近のカメラやレンズでは手ぶれ補正が付いているため手ぶれは起こりにくくなっています。
ただし、焦点距離が大きくなるほど1/換算焦点距離よりも速い速度を確保していても手ぶれの可能性が高くなります。
換算焦点距離が300mmを超えるときはさらにシャッター速度を速くするようにしましょう。
シャッター速度についてのまとめ
シャッター速度は写真に大きく影響します。
大切なことは2つです。
○手ぶれ、被写体ぶれを防ぐ
○動きを表現するため低速シャッターも使用する
最初はぶれない写真を撮影するためにシャッター速度を確保するところから練習です。
慣れてきてぶれてもいいので動きを表現したいときは低速シャッターの活用です。
ぶれの対策や表現の他にもF値によってしかたなく設定するシャッター速度ということもあります。
ISO感度を下げたくてシャッター速度をゆっくりにしたよ
それも大切だね
何枚か撮影してぶれていない写真を増やそう
シャッター速度を理解して設定できると良い写真が撮影できて、失敗が少なくなります。
そしてどうしても撮影が上手にできなかった写真やそのときの状況や設定を覚えておきましょう。
レンズの追加やフラッシュなど対策として必要な機材などもわかってくると思います。
シャッター速度のおはなしでした。
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