みなさんこんばんは。
単焦点レンズが大好きなだらだらくまです。
ディズニーリゾートに限らずレンズ交換式カメラのよさを前面に出した単焦点レンズのおはなしをしたいと思います。
単焦点レンズ CANON EF135mm F2L USM と CarlZeiss Planar T* 1.4/50 ZE
FUJIFILM X-E1 と XF18-55mm F2.8-4 OIS LM で撮影
このおはなし読んでいただきますと単焦点レンズのすごさと写真撮影のむずかしさと楽しさがわかって欲しくなってしまうのではないかと思います。
少し前に書いたカメラのぼけと重なるところがありますが、今回は単焦点レンズをメインとしたレンズと撮影のおはなしです。
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単焦点レンズのよさとはなんでしょうか?
とても写りがいいんです
レンズは複数のガラス(レンズ)によって構成されています。
ズームレンズは18-55mmのようにいろいろな焦点距離に対応したレンズ構成です。
内部のレンズを動かして焦点距離を変えているんですね。
焦点域をカバーするためにできるだけいい写りになるようにしています。
しかし、単焦点レンズは焦点距離がひとつのためズームはできません。”単”焦点距離レンズですね。そのひとつの焦点距離のためだけにレンズの構成がされていて、ズームレンズよりも写りがとてもよいのです。
光をたくさんとりこめる明るいレンズだよ
18-55mmは55mmのときにF5.6の明るさのレンズですが、
単焦点レンズはF1.4やF2などのすごく明るいレンズが多いです。
例)CANON EF50mm F1.8 STM
キットレンズの広角側でもF3.5くらいからのレンズが多いです。
でも単焦点レンズではF1.8という明るさで2EV(2段)違います。
F2などを使用するととてもキレイに背景がぼけてくれますし、
夜間でもフラッシュなしで明るく撮影することができます。
この単焦点レンズを使用した撮影では人、風景、花などとてもよい写真を撮ることができます。こんな平坦な表現ではもうしわけなく思います。
単焦点レンズを使用して1枚撮影した瞬間に今まで標準レンズで撮影した写真がすべて記憶から忘れるほどに感動する写真が出てくるでしょう。
撮影の腕も上達する単焦点レンズ
撮影の腕が上達するよ
ズームができないって不便じゃないかな?
ズームレンズとくらべると動くことについては不便です。
単焦点レンズは焦点距離がひとつしかないため、足で動いて撮影できる範囲を調節するしかありません。
そしてこの足で動くことこそが被写体の捉え方や角度での表現など撮影するテクニックにつながるんです。そこに単焦点レンズならではの被写体を目立たせるボケの表現が加わり腕が上達していくことになります。
ズームレンズしかない場合は、ズームリングをさわらずに単焦点レンズのように撮影してみると違いがよくわかります。
ズームレンズで撮影をしている場合はどんな距離にいてもズームできてしまうため、同じような写真になってしまいがちです。
単焦点レンズは不便さの中でそれでも撮影しなくてはならないためひとつの焦点距離だけに割り切った撮影ができるんです。
これも写真の幅が広がる方法なんです。
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いい写真が撮れるよ
いい写真ってなにかな?
解像度が高い
ピントが合った場所が鮮明に細部の表現までしっかりとされてきます。
ボケがきれい
ピントが合った被写体を浮かび上がらせるように背景や前景がボケてくれます
ボケ具合はF値と撮影している被写体との距離で調整します
写真 ディズニーランド ファンタジーランドの花壇の花
EOS KISS X7 と SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM F1.4で撮影
F1.4での撮影のためピントが合った花から後ろはすぐにボケていきます
でも、一眼レフを持っていても単焦点レンズなんて持っていない人もたくさんいます。
一眼レフレンズキットには盲点があり、知らないまま一眼レフを買った方たちはレンズが2本ついていて高額なカメラだったためそこで完結してしまうのだと思います。
まして、さらにお金を出してレンズを購入しかもズームできないレンズなんて選ばれないんでしょうね。悲しいことです。
そのため、各メーカーは撒き餌レンズやシンデレラレンズなんて呼ばれてしまう安価なのにとてもよく写る単焦点レンズを用意しています。
焦点距離はどんなものがいいのかな?
これは18-55mmで撮影をしてどの焦点距離で多く撮っているかを調べてみたらよいかと思います。得意な焦点距離ってありますね。
ただし、18mm付近だった場合は明るい単焦点レンズは非常に高価なレンズになります。
できれば30mmから55mmの間で選択する必要があります。
キヤノン、ニコンともに50mmの安価な単焦点レンズはあるのですが、APS-Cで使用すると80mmくらいになってしまい中望遠なんです。
使っていい写真が撮れますが、すこし範囲がせまいと思っています。
風景はあまり撮らずに、物や一部を切り取った撮影、人も全身ではなくおなかから上の場合には50mmでもいいと思います。
そのため、わたしは30mmのレンズをおすすめしたいです。
理由はAPS-Cの場合は換算焦点距離としてキヤノン 48mm、ニコン 45mmになるんです。
50mmという焦点距離は昔のフィルムカメラでは標準レンズといわれいろいろな撮影に使えたレンズなんですね。
換算焦点距離はフルサイズの換算としてあらわしていますが、フィルムはフルサイズなんです。
そのため30mmのレンズをおすすめしたいのですが、キヤノンは30mm付近のレンズは28mmになってしまい高額です。
そのためSIGMAの30mmレンズかTAMRONの35mmレンズをおすすめしたいです。
ニコンは35mmのAPS-C専用のレンズがありますので3種類からの選択になりそうです。
これらは4万円くらいで購入できるレンズです。
ディズニーランド ウエスタンランド キャンプウッドチャックキッチンのサインボード
EOS KISS X7 と SIGMA 30mm F1.4 EX DC HSM F1.4で撮影
それでは撮影についてはどうでしょうか?
単焦点レンズの特性を書いてみたいと思います。
1つの焦点距離しかない
その焦点距離のために構成されたレンズ群のためよい写りをします
ズームレンズに比べて選べませんが撮影のしかたを覚えることができます
F値を低くして撮影をする場合
被写体との距離を短くすると背景がとてもボケてくれます
ほわっとしたやわらかい写りになります
夜でもISOを大きくあげずに明るく撮影できます
F値を大きくして撮影する場合(例F5.6
ズームレンズのF5.6よりも写りがとてもいいです
F値を低くした時と比べてくっきりとした写真になります
単焦点ではその焦点距離で撮る必要があるため後ろに下がることや前に出たり角度やボケなどを表現に加えて撮影することができます。
特にボケを覚えると被写体が浮かびあがる表現に感動します
なんでもぼかしたい病にかかり(笑
F値を優先にしたA,(Av)モードを覚えるようになります。
開放F値でのぼかし撮影が落ちつくと、背景を残すためにF値を少し絞って撮影をするようになります。
F値の選択で表現が写真撮影に加わります。
ここがF値が大きめのズームレンズではできないことなんです。
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単焦点レンズのおすすめ
まとめとしてこちらに書きますが、単焦点レンズで撮影をするとどの場所をどんな風に撮影したかを覚えているんです。
ファインダーから見えた景色や物を撮影するときに背景のこと、ボケのことを考えますよね。
カメラの設定も気にしなければいけません。
考えて撮影するようになると忘れないんです。
昔のカメラでは単焦点レンズしかなかったためほんとうにいろいろ覚えることができました。
しかし、フィルム時代は現像しないと確認できませんでしたが、今はデジタルですのですぐに確認できますね。
すごくいい時代になったものです。
最近は高性能なズームレンズがあり高額です。
確かにズームレンズも大切ですが、そこに1本単焦点レンズを加えてみてはいかがでしょうか?
単焦点レンズの追加で撮影のしかたがよくわかり撮影の世界が大きく広がります。いろいろ撮影しているとパレードやショーの撮影も上手になります。
ディズニーリゾートの中でも単焦点レンズで撮影をしてみると驚くほど多彩な表現ができます。
みなさんぜひ単焦点レンズで一眼レフカメラの深淵を見てみましょう。
今回は標準的な30mm(フルサイズ換算50mm)のレンズを例に写真もアップしました。
この他にも広角や望遠の単焦点もあります。
また次におはなししてみたいと思います。
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