センサーサイズの違い APS-Cとフルサイズ比較

FULL-APS-C 0.すべて

みなさんこんばんは。

フルサイズとAPS-Cを比べてみたいだらだらくまです。

みなさんが気になる一眼レフやミラーレス一眼は一般的なデジタルカメラと比べて高画質といわれています。

それはなぜかというところからおはなししてみたいと思います。

くらべてみますが、どちらもとても高性能です。

一眼レフにはセンサーサイズの違いがあることで話が混同しやすいことがあるのです。
ぜひ読んでみてください。

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違いはセンサーの大きさです

一般のコンパクトデジタルカメラ(センサー1/2.3)にくらべてセンサーの大きさはAPS-Cで10倍以上、フルサイズでは30倍近い大きさとなっています。

このセンサーの大きさがレンズからの情報を受け取れるため画質、表現にとても有利になっています。

その大型センサーのAPS-Cとフルサイズにも差がありフルサイズはAPS-Cの2倍以上の面積があります。

フルサイズのセンサーの大きさは36mm × 24mm
APS-Cのセンサーの大きさは23.6mm × 15.8mm(一部のぞく)

横は12.4mm 縦は8.2mm差があります。

センサーの大きさが違う影響

フルサイズのカメラでもAPS-Cのカメラでも使用できるレンズ
※フルサイズ用のレンズ
で撮影するとセンサーの大きさが違うことで写る範囲がちがいます。

レンズが同じ場合は
フルサイズの方がセンサーが大きいため広く写ります。
APS-Cはフルサイズに比べてセンサーが小さいためフルサイズの一部を切り取った写真が撮れるのです。

同じレンズを使用したとしてAPS-Cのほうがセンサーが小さいため写る範囲がせまいです。
フルサイズはミニー全身ですが、APS-Cは切り取りになっていますね。
FULL-APS-C

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換算焦点距離

写る範囲が違うことでレンズの焦点距離がちがうように感じますね。
昔のフイルムの大きさがフルサイズと同じ大きさのため基準値になっています。

レンズ自体の焦点距離が変わることはありませんが、写る範囲を表すためにフルサイズの焦点距離と合わせるように会話されることが多いんです。

例) 50mmのレンズで撮影した場合

フルサイズはもちろん50mmの焦点距離の範囲で写りますが、
APS-Cはすこしせまい範囲が写ります。

このせまい範囲を写すことはフルサイズのレンズでは望遠になったようにとらえられます。
同じ範囲が写る焦点距離を表現することをフルサイズ換算焦点距離といいます。

写る範囲をさす言葉で画角ともいいます。
画角は写る範囲の対角の画角いわゆる角度で表現され角度がせまいほど望遠レンズとなります。
そしてさらにセンサーが小さい場合は角度が急になるためせまい範囲であることを表現できます。
換算焦点距離よりも画角の方が写る範囲を表現できる言葉です。

しかし画角の角度でのおはなしはあまりでません。
『画角がいっしょ』などの表現で使用することが多いです。

広角レンズでは逆に画角が120度など広さを表すために
表現されることがあります。

換算焦点距離の計算

どんな計算をするとよいでしょう?
ここではAPS-C以外にもミラーレス一眼にはマクロフォーサーズ
という規格もありますので、まとめて表記してみます。

メーカーセンサー換算のための倍数
CANON以外APS-C 約 23.6mm 15.8mm1.5倍
CANONAPS-C 約 22.3mm 14.9mm1.6倍
OLYMPUS
PANASONIC
KODAK
Micro Four Thirds
約 17.3mm 13.0mm
2.0倍

同じAPS-Cという名前ですが、 CANONはさらにすこしセンサーが小さいため
1.6倍になります。

APS-Cの方が換算焦点距離を考えると望遠に強いカメラといえそうです。

CANON EOS6D(フルサイズ)とEOS60D(APS-C)で撮影
使用レンズ EF85mm F1.8 USM
同じ場所から撮影し写る範囲の比較
EOS60Dのほうが大きく写っています。せまい範囲が写った結果です。

フルサイズ CANON EOS6D と EF85mm F1.8 USM
EOS6D フルサイズ
APS-C CANON EOS60D と EF85mm F1.8 USM
EOS60D APS-C

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フルサイズカメラの特徴

センサーが大きく1画素が光を受ける面積が広いため
高感度撮影のときにノイズに強いです。

発売されているレンズはフルサイズ用のレンズが多く
そのままの画角で撮影できます。

欠点は望遠側を求めると機材が大きく重くなることです。
こんなときはAPS-Cの方が有利ですね。

APS-Cが得意なこと

ひとつは望遠に強いということです。
例えば300mmのレンズを使用したらAPS-Cでは換算450mmの撮影ができるのです。
コンパクトに望遠まで撮影できる利点があります。

フルサイズとは逆にとらえますが、センサーがフルサイズよりも小さいのに画素数はフルサイズと同じ画素数をもっています。

望遠レンズで撮影しても大きく撮影できなかったときはトリミングしてもまだ多くの画素が残ってくれますね。

欠点はセンサーがフルサイズよりも小さいのに画素数が多いためフルサイズに比べてすこし高感度に弱いです。
それでも一般的なデジタルカメラとは比較にならないノイズの少なさです。

つぎに魚眼レンズや広角レンズはAPS-C専用のレンズを用意する必要があります。
APS-C専用というのは少なくフルサイズに比べると選択肢が少なくなることが残念です。
最近ではレンズメーカーからも多くのAPS-C用広角レンズが発売されていますので心配はいらないでしょう。

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換算焦点距離は大切です

換算焦点距離を知っておくだけでちがうメーカーのカメラでもどれくらいの範囲を撮影できるか想像できます。

撮影のおはなしをするときもとってもよい知識になりますね。

換算焦点距離と画角のおはなしでしたが、換算しているだけで本当の焦点距離は変化しません。

写る範囲だけの表現なのです。

そのため、ぼけの表現は変わってきます。

まとめ

フルサイズセンサーのカメラとAPS-Cサイズのセンサーのカメラでの違いをまとめてみます。

○写る範囲を合わせるために換算焦点距離を知る
○センサーのサイズによりレンズの焦点距離にかける数字がある
○換算しているだけなので実際の焦点距離は変化しない
○APS-Cとフルサイズで同じレンズを使用したときはAPS-Cはフルサイズの中央を切り取っている
○フルサイズ機は高感度に強い
○APS-C機はフルサイズにくらべて画素数が多い

フルサイズのほうがセンサーが大きいため利点があります。

しかし、APS-Cでも非常に大型のセンサーのためフルサイズと拮抗した写真が撮れると思います。
わたしはそれぞれの機種で撮影した2枚を並べられても違いを指摘できないと思います。

フルサイズは古くからカメラを趣味としている方々がレンズの画角がそのまま使えることを大切にしているような気がします。

たくさん撮影して腕を磨きましょう。

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