みなさんこんばんは。
レンズフードのおはなしをしたいだらだらくまです。
みなさんレンズフードを使用していますでしょうか。
レンズフードはカメラのレンズの先端に取り付ける部品です。
このレンズフードはレンズを購入すると最初からついていたりします。
CANONのレンズのエントリーモデルやキットレンズは付属していないことが多いです。
ではどのような利点があるか見ていきたいと思います。
スポンサーリンク
レンズフードの効果
レンズフードの効果は斜めからの光の防御です。
レンズフードがあると写真の色が濃くなるなど画像を見てくらべることができます。
これは斜めからの光を防ぐことによってレンズ内の反射がおこりづらくなるためです。
レンズ内の反射によって白っぽくなってしまうフレアや光の粒が写るゴーストという現象があります。これらが光学的にレンズフードをつける目的です。
レンズフードがついているとかっこいいね
見た目も重要だよ
レンズフードの形状
レンズフードには大きく２つの形状があります。
花型フード
円筒型フードは標準域の単焦点レンズや望遠レンズに使われています。
形状が安定していて使いやすいフードです。
花形フードは広角から標準域のレンズに使われています。
切り欠きを作ることでなるべく光の邪魔をしないようになっています。
画角が広い広角レンズでは花形フードが多くなっています。
望遠ズームレンズでも使われます。
メーカーが違えば同じ焦点距離のレンズでもフードの形が違うことがあります。
ズームレンズの場合は広角側に合わせて作られます。
この形状はメーカーやその時のレンズ設計で変わってくるのでしょう。
花型フードいいな
左右の部分が光の邪魔にならないように削ってあるよ
左 円筒型フード 右 花型フード
花型フードは標準レンズや広角レンズに多いです
レンズフード 円筒型と花型
TOKINA AT-X 300 AF PRO
300mm F2.8のレンズフードはこれだけ大きくなります
300mm F2.8レンズの巨大なフード
スポンサーリンク
ズームレンズのレンズフード
ズームレンズの場合は広角側に合わせてフードが作られます。
望遠がに合わせて作ってしまうと広角側にした時にレンズフードが写ってしまいますね。
逆に考えると望遠側にした時には本来のフードの深さが足りないということになります。
すべての焦点域で完璧には対応できなくても光の害を受けやすい広角側で効果があるのはとても助かります。
もちろん望遠側にした時にも効果を発揮してくれます。ズームレンズの時にはズーム倍率が低いレンズのほうがすべての焦点距離で効果がありますね。
ひとつ最も効果的なレンズがあります。
ズームをしても鏡筒が伸びずレンズ内でズームされるレンズです。
そのレンズで広角時にレンズ先端が前に移動し望遠時にレンズ先端が後ろに移動するものです。
レンズ先端がレンズ内で逆に動くことによりフード効果を最大限になります。
望遠レンズの花型フードもあるよね
できる限りフード効果を高めるようにしてあるよね
レンズフードの収納
一眼カメラを購入した時はキットレンズにはレンズフードがついていないことが多く気にせずに使っていると思います。
しかしレンズフードを追加で購入したりレンズを追加で購入するとレンズフードを使うことが多くなります。
レンズフードはそれなりの大きさがあるため持ち歩きは大変だと思います。
ところがレンズフードは通常使う方向と逆にレンズに取り付けて収納することができるのです。
これでバッグに入れる時にもかさばらずに持ち運ぶことができます。
注意点はレンズフードの分レンズが大きくなります。
追加でカメラバッグを購入する時はレンズフードの分も考慮して買う必要がありそうです。
通常とは逆にしてレンズに装着します
フードがつくためバッグへの収納スペースが必要です
レンズフードをレンズへ逆付け
TAMRON SP AF 17-35mm F/2.8-4 Di LD Aspherical [IF]のレンズフード収納
広角レンズのフードは浅く大きく広がります
17-35mmの広角レンズのフード
スポンサーリンク
レンズフードの欠点
レンズフードをつけたことによる光学的な欠点はありません。
それでも物理的なことや使用によっての欠点はいくつかあります。
逆に付けた時のレンズの幅は記載されていない
レンズフードが必要ない撮影環境もある
広角レンズのフードはすごく広がっている
間違えて斜めに付けてしまうと蹴られて部分的に暗い画像になる
付けている間に撮り逃したら悲しいね
昔は引き出すとフードになる一体型があったよ
レンズフードに救われたこと
わたしの経験談です。
レンズフード装着のままカメラを落としてしまいました。
一眼レフを落としてしまいゾッとしましたが、レンズフードが当たりカメラやレンズにはまったく傷がなくすみました。
レンズフードが犠牲になってくれたのです。もちろんレンズフードは割れてしまい買いなおしになりましたがレンズやカメラの修理にくらべたら安い金額ですみました。
その後カメラとレンズをメンテナンスに出しましたが光学に異常がなく今も現役で使えています。
こんなところにもレンズフードの必要性があります。
スポンサーリンク
まとめ
レンズフードは必要ですか？の問いに「絶対必要だよ」「必要だけど使っていないよ」「なくても問題ないよ」といくつかの回答があります。
この中で特殊なのは「なくても問題ないよ」です。
最新の高性能レンズは逆光耐性がすごいので個人的に必要ない場合やフレアが出てもそれが写真だからなくてもいいという返答だったりします。
決してレンズフードに効果はないと言っているわけではありません。
レンズフードには必ず効果がありますが人によって必要の度合いが違うということです。
おすすめはできる限りレンズフードは使用することです。
もし使用しなかったら多少でも光の害を受けてしまうことだけ忘れないようにしておくことが大切です。
くもりの日はレンズフードを持たずに出かけるのも有りだと思います。
撮影には必ず効果があり、持ち歩きは状況によって選ぶレンズフードのおはなしでした。
コメント