みなさんこんばんは。
最高クラスの広角レンズをご紹介したいだらだらくまです。
今回は一眼レフ用でわたしが購入したときには魚眼レンズを除き最広角レンズだったSIGMA 12-24mm F4.5-5.6Ⅱ DG HSMをご紹介したいと思います。
広角レンズ、超広角レンズとしていろいろなレンズが発売されていますが、一眼レフでの最広角はどれくらいの焦点距離かご存知ですか?
高性能な純正レンズも発売されていて16mmスタートのレンズがあります。
しかし、最広角のレンズはもっと広角です。
2019年2月の時点では代表して3つのレンズがあります。
② SIGMA 12-24mm F4 DG HSM
③ SIGMA 12-24mm F4.5-5.6Ⅱ DG HSM
いちばん広角のレンズは11mmです。
そして次はSIGMAの12mmスタートのレンズになります。
②は③の進化したレンズですが12mmで2番目に広角のレンズです。
これらのレンズはすべてフルサイズ対応のためほんとうに広い範囲を写せるレンズです。
魚眼レンズを除けば最広角のレンズになります。
① ③ のレンズはとてもよいレンズです。
F4通しのレンズということもあり価格が上がってしまいました。
おすすめ③は旧型のレンズになりますが、F値が変動するため価格がおさえられています。超広角を楽しむには十分なレンズです。
前玉突出のレンズです
フードは固定式で前玉が突出しているためレンズキャップはかぶせ式
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レンズの詳細
12-24mm F4.5-5.6Ⅱ DG HSM | |
---|---|
レンズ構成 | 13群17枚 |
異常低分散レンズ | FLDガラス 4枚 SLDガラス 1枚 |
非球面レンズ | 4枚 |
絞り羽根枚数 | 6枚 |
最小絞り | F22 |
最短撮影距離 | 28cm |
最大撮影倍率 | 0.156倍 |
最大径×全長 | φ87mm×120.2mm |
質量 | 670g |
希望小売価格 | ¥95,000 |
2015年までは最広角のレンズでした。
少しF値が大きく暗いこともあって16mmからはじまるF2.8のレンズが選ばれることが多かったのですが、12mmで撮影できる世界は別次元です。
CANON EOS 6D と 12-24mm F4.5-5.6Ⅱ DG HSM で撮影
ISO1600 F4.5 1/15秒
東京ディズニーシー フォートレスエクスプロレーション
チェインバーオブプラネット 天体をすべて撮影できます
広く写すイメージをしてみるよ
撮影のときにイメージは大切だね
レンズの特徴
12mmという広角レンズなのに長いです。
これは短い焦点距離の場合はレンズの後玉がミラーに干渉してしまうため前群に凹レンズを配置して焦点を後退させています。
そのために長くなってしまうんですね。
そして前玉が突出しています。
この前玉を保護する目的と撮影に問題がある斜めや横からの光を遮るためフードが固定で付いています。レンズキャップはフードに被せるタイプのキャップになっています。
超広角の前玉突出レンズはフード固定のレンズです。
フィルターが取り付けられるレンズはフード脱着式です。
もちろんレンズフィルターは装着できません。
ハンデキャップが多いレンズですが、焦点距離12mmの世界を写すことができるため問題点は許容できてしまうレンズです。
写りすぎちゃうね
広角レンズは並行を出すのもむずかしいよ
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F値の移動
このレンズはF値は固定ではなくズームしたときに変わります。
カメラに表示されるF値をご紹介したいと思います。
焦点距離とF値の変化
13mmから20mm未満 F5.0
20mmから24mm F5.6
このように変化します。
F4.5-5.6というレンズですが、ズーム全域でみるとF5.0-F5.6の割合がほとんどですね。
広角レンズは絞って撮影することが多いことと
明るさが欲しいときはF2.8のズームレンズが必要になりますので
あまり気にしなくてもよいと思います。
昼間は絞って撮影するよ
暗いときは絞りを開いてISO感度を上げてね
使い方
わたしの使い方のご紹介になります。
わたしは12mmと24mmで使うことがほとんどです。
12mmは広範囲を写すことができますし24mmは近づいてアップで撮影することが多いです。
12mmで写せる範囲はとても広く16mmのレンズとは比較になりません。
広角側の1mmの差はおどろくほど大きいのです。
この超広角を使い下から上に向かって撮影することも多く独特の写真が撮れます。
24mmのとき最大撮影倍率が0.156倍となりテーブルフォトなどであれば大きく写すことができます。標準の50mmレンズなどとはちがい、広角で近よるため背景も大きく入った写真になりとても楽しい描写になります。
望遠レンズでは写る範囲が狭いため背景は圧縮されます。
これを圧縮効果といいぼかす場合は背景を整理しやすくなります。
広角レンズの特徴は遠近感を大きく表せる強いパースペクティブと全域にピントが合うパンフォーカス効果があります。
いろいろな撮影を楽しめるレンズになっていますね。
下から建物を撮影したいよ
動かせる液晶画面があるといいね
CANON EOS 1Ds MarkⅢ と 12-24mm F4.5-5.6Ⅱ DG HSM で撮影
ISO400 F5.6 1/100秒
東京ディズニーシーのハドソンリバーブリッジ
近くから見上げるようにあおって撮影 奥のポンテベッキオまで写ります
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欠点
欠点がいくつかあります。
上の項目でも書きましたが、レンズフィルターを装着できません。
そのため前玉に傷がついてしまうと修理となってしまいます。
わたしはそんなことはありませんでしたが、前玉が突出していることの欠点です。
使用しないときはキャップをしっかりとしましょう。
中央部は正確に撮影できますが、周辺は伸びて写ります。
逆にこれを利用した撮影が楽しいのです。
人物の撮影などでは中央に人が写るようにしましょう。
伸ばすなら足ですね。
撮影範囲が広すぎて自分の足が写ってしまうことがあります。
ファインダーを端まで確認しないといけませんね。
わたしは撮影しようとしていたら近くの方が気にして避けてくださいました。
それでもしっかりと入ってしまっていました。
これも広すぎることの欠点かもしれません。
最後に慣れてきた後の欠点です。
広く写るため左右対称で同じ写真ばかりになってしまうことです。
せっかくの超広角ズームレンズですのでさまざまな写し方を試してみましょう。
いっぱいあるね
全部乗り越えられる欠点だよ
まとめ
このレンズはご紹介というよりもおすすめとして紹介したいレンズです。
12mmの世界を味わって欲しいと思っています。
追加でレンズを購入となると望遠レンズに行ってしまいがちですが、広角レンズにぜひ目を向けてみてください。
今回はレンズの写り方や使い方まで描いてみましたが、最初に12mmのファインダーをのぞいたときから写るファインダーの中の世界におどろくと思います。
背景の整理や下からあおって撮影などしなくても十分にこのレンズを買った良さを味わえます。
ここで補足とさせていただきます。
このレンズで12mm広角を活用できるのはフルサイズ機です。
APS-Cセンサーの方々はごめんなさい。
でもAPS-C専用でほぼ同じ画角を味わえるレンズがあります。
同じSIGMAのレンズで8-16mm F4.5-5.6 DC HSMというレンズがあります。
これでほぼ同じ画角を味わうことができます。
APS-Cまでのご案内になってしまいましたがそれほどインパクトがある撮影ができるため話題にしてみました。SIGMAもAPS-C用のレンズを販売していて良さや楽しさがうかがえますね。
超広角の世界ぜひ味わってみてください。
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