みなさんこんばんは。
マニアックアイテムのフォーカルレデューサーをご紹介したいだらだらくまです。
このおはなしはミラーレス一眼でオールドレンズを使用することの延長になります。
FUJIFILMのミラーレス一眼でオールドレンズを使用するにはAPS-Cセンサーのため画角が1.5倍になってしまいます。
そんな時になるべく同じ画角で撮影したいときに使用するのがフォーカルレデューサーです。
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フォーカルレデューサー
フォーカルレデューサーとはマウントアダプタにレンズが入っていてこのレンズのおかげでレンズで受けた光をAPS-Cセンサーに集光して集めてくれるアダプタです。
これを縮小光学といいます。
言葉ではイメージがわかりづらいため図で表してみます。
フォーカルレデューサーと通常のマウントアダプタの差
マウントアダプタとは違いレンズ全体で受けた光を
縮小集光してAPS-Cセンサーに導きます
図の下側がフォーカルレデューサーを使用した光の流れになります。
黄色いレンズの部分がフォーカルレデューサーになります。
フルサイズで撮影する画角とほぼ同じ画角になります。
どんなカメラとレンズに組み合わせるの?
フォーカルレデューサーを使うには一定の条件があります。
フォーカルレデューサーはどんなカメラでも使用できるわけではありません。
すべてではありませんが条件を書いてみます。
レンズは一眼レフ用
絞りがマニュアル操作できること
ミラーレス一眼はミラーがないためレンズとセンサーの距離が短いです。
そして一眼レフはミラーがある分レンズからセンサーまでは遠くなりますね。
それを利用してミラーレス一眼と一眼レフ用レンズの間にフォーカルレデューサーが入ります。
フォーカルレデューサーはレンズの組み合わせですので幅があります。
同じミラーレス一眼のレンズでは間にはさんでしまうと焦点が定まりません。
このようにミラーレス一眼の特権とも言えるレンズです。
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フォーカルレデューサーの利点
フォーカルレデューサーの利点はもちろんその機構が生み出すフルサイズとほぼ同じ画角で撮影できることです。
フルサイズと同じ画角で撮影できるということはフルサイズのレンズの端まで使えるということです。収差などの雑味の部分でもレンズの周辺の方が独特のおもしろさがあります。
やはりフルサイズのレンズはそのままの画角で撮影したいですね。
そしてもうひとつ大きな利点があります。
縮小光学とあらわしましたが、それはフルサイズの画角の光をAPS-Cのセンサーに集めることです。
そのため1段明るくなります。これはおどろきですね。
ISO感度を上げずに撮影することができます。
フォーカルレデューサーの欠点
欠点はあるのでしょうか?
あるとしたら、集光するためにレンズを使用していることです。
このレンズの影響で画質が少し劣化すると考えられますね。
わたしは欠点を感じることはありません。
あまり気にしなくても大丈夫だね
いいことの方が多いよ
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換算焦点距離の計算
FUJIFILM X-E1でフォーカルレデューサーを使用した場合の
換算焦点距離の計算です。
50mmのレンズを使用した場合
換算焦点距離は50mm × 1.5 × 0.7 となります。
1.5はAPS-Cの換算焦点距離となりフォーカルレデューサーの縮小で0.7をかけます。
その結果52.5mmのレンズとして使用することができます。
もとの焦点距離と2.5mmしか差はありませんね。
これでフルサイズとほぼ同じ焦点距離(画角)で撮影できるようになります。
マイクロフォーサーズにもフォーカルレデューサーが適応できます。
しかし、センサーサイズがさらに小さいためにフルサイズと同等にはなりません。
APS-Cの換算焦点距離と同じくらいになります。
X-E1 と フォーカルレデューサー
フォーカルレデューサーのレンズで拡大されて
APS-Cセンサーがフルサイズの大きさに見えます
計算は換算焦点距離に0.7をかけるよ
1段明るくなるのもいいよね
フォーカルレデューサーのまとめ
フォーカルレデューサーはきっと普通にミラーレス一眼を使用している方々は知らないパーツです。
オールドレンズの安さから使用してみてさらに画角や明るさを求めた先に選択肢としてあるものです。
オールドレンズの使用は決してむずかしいものではなくマウントアダプタさえあれば使用できて楽しむことができます。
カメラの歴史のなかに存在したレンズたちを使用して写真を撮ってみるとおどろくような写真が撮れると思います。
値段は¥20,000くらいしてしまいますが、オールドレンズの端の方まで写真におさめることができ、明るさもアップすることでとても重要なパーツとなります。
ぜひオールドレンズの活用に興味を持っていただきたいと思います。
ISO感度が低いまま撮れるね
暗いところでも安心だよ
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まとめ その後
カメラとレンズはこのような部品を使うとさまざまな組み合わせが可能です。
今はまだみたことがありませんが将来こんなことができたらいいなという希望を書いてみたいと思います。
このフルサイズのミラーレス一眼に対してもっと大きなフィルムを使用した中判カメラのレンズをフォーカルレデューサーを使用して使ってみたいと思っています。このような遊び心がある後発品は発売されるまでに時間がかかると思いますがぜひ楽しみたい方法です。
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