みなさんこんばんは。
応用の撮影モード「Pモード」のおはなしをしたいだらだらくまです。
以前にPモードを含む撮影モードのことを書きました。
今回はその中でもう少し補助説明があった方がいいと思ったPモードについて書いてみたいと思います。今回Pモードだけに絞ったのはPモードはとても汎用性があるためです。カメラを買ってもPモードのことを知らない方もぜひ読んでみてください。
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撮影モードの選択
最初は撮影モードの確認です。みなさんはどのような撮影モードを使っていますか?
これは最初にカメラを買ったお店や教えてもらった人や状況で違ってきます。
例えばカメラ専門店で買った時に教えてもらったらPモードなどの応用モードを教えてもらえることがあります。
しかし、あまり詳しくない人からの教えだったりマニュアルを読んで撮影しようとした時はスポーツモードや人物、夜景モードなどの簡単撮影モードを使ってしまうことがあると思います。
そして今回ご紹介するPモードは応用モードになります。他にもA(Av),S(Tv)モードなどがあります。
スポーツモードなど簡単撮影モードは状況により頼ってしまうこともあると思いますが、カメラの動作を理解して良い写真を撮るためにまずはPモードを選択するところから始めましょう。
最初は撮影に慣れなきゃね
最初はPモードで露出やピントが合った写真を撮ってみよう
Pモード
Pモードというのはプログラムモードのことす。
ここでいうプログラムというのはカメラがF値とシャッター速度の組み合わせの中から明るさ(露出)を確保できるように組み合わせてシャッターボタン半押しの時に決めてくれることです。
簡単モードと違うのはフラッシュの使用やホワイトバランスや連写など自分で設定できることが多くなります。
先ほど露出を確保できるようにカメラがF値とシャッター速度を決めてくれると書きましたがその値を変更していくこともできます。これをプログラムシフトといいます。同じISO感度の時にF4と1/500秒とF5.6と1/250秒は同じ明るさです。さらにはF2.8と1/1000秒も同じ明るさです。なぜ同じになるかは露出の説明のところを参照してください。
これらの同じ明るさになる設定をダイヤルでパターンを変更することができるのです。これができてみなさんが選べることでPモードの価値が大きくあがります。
カメラが決めてくれる初期値はすごくいい値だよね
観光の時はISOオートでPモードもいいね
CANON EOS 6D Pモードダイヤル
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Pモードの使い方
少しだけむずかしくなりますがぜひカメラを操作しながらみてください。
Pモードで操作上することは「プログラム値の変更」と「露出補正」です。
カメラが判断した基本となる明るさを人間が判断してもう少し明るくしたり暗くする露出の変更は必ず必要です。
次にプログラム値の変更です。F値とシャッター速度の変更になりますがカメラが自動で選んできた値がF5.6と1/250秒だったとします。この時走っている人など動きものを撮影していたら1/250秒では遅く感じ1/500秒にしたいことがあります。その場合はカメラのダイヤルをまわしてF4と1/500の設定に変えることができます。厳密にはシャッター速度を変更していると思ってください。
またあまりぼかしたくなくてF値を大きくして撮影することも可能です。もう少し慣れてくるとA(Av),S(Tv)モードを使用していくと思いますがPモードでもそれに近いことができます。少し操作が必要ですが、すべてに対応できるモードかもしれません。
・応用モードの最初のモードっていえるね
・被写体を見つけて急いで撮影する時は効果的なモードだよ
プログラムシフト
PモードはISO感度をマニュアルで設定した場合はカメラがF値とシャッター速度を決めてくれます。
その決めてくれた設定値を同じ露出になるように変化させることができるのがプログラムシフトです。
例を出してみます
初期値 ISO100 F8 1/125秒
このような変更がカメラのメインダイヤルで可能です。
プログラムシフトはシャッター速度を変更しているよ
同時にF値もいちばん低くなっていないかチェックだよ
CANON EOS 6D プログラムシフト
カメラが決めたプログラム
ISO400 F2.8 1/100秒
CANON EOS 6D プログラムシフト
プログラムシフト 少しF値をあげたかったため
ISO400 F4 1/50秒
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Pモードでのレンズのおすすめ
Pモードは被写体の動きや表現を優先しなければカメラが適正な値を決めてくれるため使い勝手がいいモードです。 しかしプログラムシフトをする時にはレンズの性能に影響してしまいます。
F5.6のレンズよりもF2.8のレンズのほうが調整幅が広いですね。F値やシャッター速度の選択の幅が広がります。なるべくF値が低い(明るい)レンズを使用したほうが失敗なく撮影できます。
これはPモードに限らずF値が低い(明るい)レンズを選択するほうがいいと思います。
Pモードから他のモードへの移行
Pモードはとても使いやすいモードです。しかし他にも絞りを自分で決めるA(Av)モード、シャッター速度を自分で決めるS(Tv)モードがあります。
Pモードでカメラが決めた値からプログラムシフトして撮影もできますが、撮影したいF値を決めている時やレースなど速い被写体を撮影したくてシャッター速度を最初から速くしておきたい場合などはPモードからそれぞれのモードに切り替えたほうが撮影にロスがありません。
Pモードは平均的によく撮影できるモードだね
こだわりの撮影は別の応用モードがいいね
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Pモードのまとめ
Pモードはいいモードです。プロの方も状況が読めない撮影の時などに使用しているくらいですから大切なモードです。
最初にPモードを使ったらずっとPモードのままになってしまうかもしれません。
決して悪くはありませんが、F値を選んで表現を優先する場合や必要なシャッター速度がある場合は次のステップに行ってみましょう。
できればそれまでにプログラムシフトを使ってF値やシャッター速度の必要性をつかんでおくといいですね。
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