ティンカーベルとシャンデリアの撮影

ディンカーベル2 0.すべて

みなさんこんばんは。

大きなぼけをとりいれた撮影のおはなしをしたいだらだらくまです。

大きなぼけの中に被写体が浮き立つような写真はカメラをはじめると憧れます。とろけるような背景ぼけもとてもきれいですが、他にも玉ぼけがあります。撮影できるととても幻想的で撮影してみたいひとつの方法だと思います。

ディズニーリゾートにはこの撮影をしやすい場所があります。それはディズニーランドに行くとかならず目にするディズニーランドホテルです。

ロビーにある中央の噴水にいるティンカーベルとその両脇の天井からさがるシャンデリアの光を使います。

それでは今回はディズニーランドホテルのティンカーベルとシャンデリアを利用したぼけの撮影のおはなしです。

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撮影の条件

ぼけを上手に表現するためには下の4つの条件があります。

○ F値が小さいほどぼける
○ 望遠になるほどぼける
○ 被写体から背景までの距離が遠いほどぼける
○ 被写体までの距離が短いほどぼける

この4つが考慮されていれば必然的にぼけます。A(Av)モードなどでF値を小さく設定するといいですね。
今回のディズニーランドホテルのティンカーベルとシャンデリアの配置はこの条件を満たしていますので撮影位置を少し工夫するだけで大きなぼけを得られます。

だらだらくま
だらだらくま

いちどは撮影してみたいね

ぺん先生
ぺん先生

いろいろな表現ができそうだよ

配置の確認

ディズニーランドホテルに行くためにはいちばん簡単な方法ではディズニーランドのエントランスからリゾートラインの駅をくぐってまっすぐです。ホテルに入ったら正面の階段をのぼりましょう。そこがロビーになっていてホテルのフロントがあります。いつかは泊まってみたいホテルですね。このロビーは3階になっています。

リゾートラインのディズニーランドステーションから
ディズニーランドホテルに向かった時の写真です
ディズニーランドホテル駅側

中央の像がティンカーベルの像がある噴水で左右の上に見える2つがシャンデリアです。左右どちらかからティンカーベルの横姿とシャンデリアを背景に撮影して行きます。撮影アングルを変えることで何通りかの撮影ができます。

だらだらくま
だらだらくま

大きくてすてきなホテルだね

ぺん先生
ぺん先生

1回はいってみてほしいよ

ディズニーランドホテル
CANON EOS 6Dと SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 DG HSM で撮影
ISO800 F4.5 1/30秒 焦点距離 12mm
上の両端にあるシャンデリアと中央の噴水の上にいるティンカーベルで撮影します
ランドホテルロビー下から

ディズニーランドホテル 8階から
CANON EOS 1D X と SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 DG HSM で撮影
ISO800 F4.5 1/13秒 焦点距離 12mm
ランドホテルロビー上から

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カメラ

ぼけを大きくしたいならセンサーサイズが大きいカメラのほうが得意です。マイクロフォーサーズからAPS-Cサイズ、フルサイズのカメラが流通しているなかでは大きくぼけます。通常の一眼レフならAPS-Cサイズになりますので問題なく撮影できます。

だらだらくま
だらだらくま

スマートフォンのカメラではだめだったよ

ぺん先生
ぺん先生

スマートフォンのカメラは焦点距離が短いもんね
カメラと望遠レンズが必要だね

CANON EOS 60D と TOKINA AT-X 828 AF PRO
ISO200 F2.8 1/250秒 焦点距離 103mm (フルサイズ換算 約169mm)内蔵フラッシュ発光
ディンカーベル3

仕様するレンズ

望めるなら下の順番で表現が大きく変わります。

No.1 換算焦点距離100mmから300mmくらいの単焦点レンズ
No.2 高性能なF2.8やF4通しの望遠レンズ
No.3 明るい望遠レンズ
No.4 最初からついてくるキット望遠レンズ

F値が小さいほどぼけの量が大きくなり、すこし絞るなど表現も自由にできるため単焦点レンズがとてもきれいな表現ができます。
そこまで小さいF値ではありませんがF2.8の望遠レンズがあればすこし離れて望遠側にすることでぼけの量を増やすことができます。もちろんF4でも望遠域ならきれいなぼけの表現ができます。
もちろんキットレンズでもぼけさせることはできますが、先に紹介したレンズにくらべるとぼけは小さくなります。キットレンズの場合はクロススクリーンフィルターなどで表現するのも楽しいですね。

だらだらくま
だらだらくま

最初はキットレンズだね

ぺん先生
ぺん先生

どれくらいぼけるかためしてみよう

CANON EOS 6D と TOKINA AT-X 840 AF Ⅱ
ISO400 F5.0 1/100秒 焦点距離 190mm 外部フラッシュ発光
F値は暗いですが190mmの望遠を使うことでぼかせます
ディンカーベル4

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ティンカーベルと後ろのシャンデリア

通常の姿勢で撮影すると背景になるシャンデリアは4つあるなかの奥のシャンデリアになります。しかしローアングルから撮影するならもうひとつ手前のシャンデリアを背景に使うことができます。望遠レンズが必要なことと下から見上げるように撮影するため少し勇気がいります。

ななめからの撮影でしたら左右のシャンデリアも狙えますがきれいな形で背景になりづらいです。このティンカーベルは横からが映えると思います。

だらだらくま
だらだらくま

シャンデリアの光の形も整えてみたいね

ぺん先生
ぺん先生

体を被写体から少し離して望遠にする方法もいいよ

CANON EOS 1Ds MARKⅢ と TOKINA AT-X 300 AF PRO で撮影
ISO800 F2.8 1/320秒 焦点距離 300mm
300mmの望遠でF値が2.8のためとてもぼけが大きくなります
下から構えて手前のシャンデリアを背景にしました
ディンカーベル2

コンパクトデジタルカメラでも可能です

センサーサイズが小さくても望遠側を使用することでコンパクトデジタルカメラでも少しはぼかした写真を撮影できます。試したことはありませんがフルサイズ換算焦点距離が200mm以上あるならもっとぼかせそうです。

センサーサイズ2/3インチでフルサイズ換算焦点距離112mmで撮影した写真をアップしてみます。全体にとろけるようなぼけにはなりませんが、中央部には玉ぼけが多くみられます。

だらだらくま
だらだらくま

かわいいぼけだよね

ぺん先生
ぺん先生

ぼかさずに撮りたい時はコンパクトデジタルカメラはいいよね

FUJIFILM X20 で撮影
ISO200 F3.2 1/50秒で撮影
焦点距離がもっと長ければぼけも大きくなりそうです
ディンカーベル1

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大切なピント

ティンカーベルにピントを当てます。しかしこの状況はピントが当たりにくいです。それはティンカーベルが小さく背景のシャンデリアの光が強いからです。ティンカーベルにピントを当てようとすると背景の明るさに惑わされてピントが抜けてしまい後ろのシャンデリアに当たってしまうことが多いです。

こんな時はティンカーベルの足もとの台座にピントを合わせるようにします。シャンデリアの光の害を受けることなくピント合わせが可能です。

だらだらくま
だらだらくま

すぐ下の部分に合わせられるのはいいよね

ぺん先生
ぺん先生

ピントが合わないときは近くの同じ距離のものに合わせる方法もあるよ

撮影マナー

ディズニーランドホテルに入ることや撮影をすることは許されています。でも基本は宿泊される方のホテルロビーですので宿泊者に嫌な思いをさせてはいけません。特にこのような利用者が優先される場所ではより注意が必要です。

撮影は手短にして確認は場所を変えるなどしてみた方がいいかもしれません。

いる場所や荷物の置き場所によってはホテル側から注意を受けることもありますのでマナーを守って撮影する必要がありますね。

ぺん先生
ぺん先生

マナーはとっても大切だね

まとめ

大きなぼけが欲しい場合はなるべくF値が小さい状態にしてさらに望遠側を使用できれば良い結果が得られると思います。

望遠とはいいますがあまり望遠にしすぎると今度は手ぶれを考慮しなければいけません。速いシャッター速度を確保するのも大変ですのでフルサイズ換算焦点距離は300mmくらいまでにしておくといいですね。

上手に撮影できたらこの距離感を覚えておくと別の場所でも活用できるようになります。

マナーを守ってすてきな写真を撮影してみましょう。

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