撮影を覚えると魅力あふれる135mmレンズ

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今回の写真に使用したLEICA M3 と HEKTOR 13.5cm F4.5

みなさんこんばんは。

ディズニーシーでフルサイズ換算135mmの望遠レンズ使用のおはなしをしたいだらだらくまです。

フルサイズ換算135mm望遠レンズと言われて被写体は何を思い浮かべるでしょうか。
APS-Cのカメラでは85mm〜90mmくらいになりますね。

すぐに思いつくのはショーやパレードの撮影だと思います。
キャラクターを大きく撮影するにはもっと焦点距離が長いほうがいいですね。

今回はオブジェや風景の撮影になります。

近い位置から50mmくらいの標準レンズで撮影を基本としている場合は望遠連レンズは使いづらいかと思います。

望遠レンズを使用した時の感覚と撮影についておはなししてみたいと思います。

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望遠レンズは使いづらい

望遠レンズだけで撮影に出かけましょうといわれたら標準レンズも持っていきたいと思うことでしょう。

確かに狭いところで望遠レンズだけというのは苦労します。
でも望遠レンズに対してのイメージがさらに活躍の場を少なくしていると思います。

望遠レンズだけでは嫌と思う理由はテーブルフォトなどの目の前のものを撮影することを主体としているからだと思います。

ここまではイメージです。

他にも望遠レンズは重いことや持ち歩きが大変という物理的なこともあるでしょう。

使いづらいと思うのはこんなところですね。

だらだらくま
だらだらくま

近いものを撮るには望遠レンズもいいね

ぺん先生
ぺん先生

単焦点レンズが明るくていいね

LEICA M3 と HEKTOR 13.5cm F4.5で撮影
KODAK GOLD 200 F8 1/250秒
135mmで59mのタワーオブテラーをおさめるには遠くから撮影します
ポンテベッキオとタワーオブテラーだけ撮影することができました

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フォートレスエクスプロレーションからのタワーオブテラー

目で見た距離との差

望遠レンズでの撮影はどうでしょう。

写る範囲が狭いことや大きく写ってしまうと思いますね。

これは目で見た大きさとの差が影響しています。

それは人は目で見てよく見えたところを撮影しようとするからです。

近くを見て意識が集中することもいいのですが、見ている範囲の中の小さな範囲を想像してほしいと思います。

または近くでは大きすぎてしまったり、入りきらない場合がある時にその場所から離れて撮影することが重要です。

この視野でとらえる範囲と写る範囲の差が望遠レンズをむずかしいと誤解させています。

パレードやショーで遠くのキャラクターなど目標があれば望遠レンズを使用します。
でも風景の場合は小さな一部分を見つけるのは大変です。

だらだらくま
だらだらくま

幅広く撮影したいと思っちゃうよ

ぺん先生
ぺん先生

遠くの一部分をクローズアップして見てみよう

LEICA M3 と HEKTOR 13.5cm F4.5で撮影
KODAK GOLD 200 F5.6 1/250秒
遠くからではこんなにはっきりと見えません
ファインダーからのぞいて撮影範囲を確かめてみましょう

FH000011

ハドソンリバーブリッジからの風景

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望遠レンズでしか撮影できないこと

望遠レンズでしか撮影できないことはすごく多くあります。

近くで撮影しようとしたら広角レンズでも入りきらずにそれ以上後ろに下がれないなどがいい例です。
こんな時は遠くから望遠レンズで撮影できそうです。

または必然的に撮影できる場所は遠くからになってしまう時などです。
どれくらい下がると撮影できるか撮影するイメージを持つ必要があります。

それでも遠くだけではありません。
近くのものでも大きく写したい時にも重要です。

LEICA M3 と HEKTOR 13.5cm F4.5で撮影
KODAK GOLD 200 F5.6 1/250秒
アメリカンウォーターフロントパークのミキミニオブジェ
少し離れて他の写り込みもなく撮影できます

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東京ディズニーシー アメリカンウォーターフロントパークのオブジェ

50mmくらいの標準レンズより最大撮影倍率が有利ではありませんが、50mmレンズでは調整がとりやすいため引き気味になってしまうところを嫌でも大きく写してくれます。

踏み込む勇気を助けてくれるレンズともいえます。

だらだらくま
だらだらくま

被写体に近づくことが大変な場合もあるね

ぺん先生
ぺん先生

遠くから撮影することで障害物もなくなるよ

LEICA M3 と HEKTOR 13.5cm F4.5で撮影
KODAK GOLD 200 F5.6 1/250秒
近くでは後ろに下がれないため対岸のリドアイルから望遠レンズで撮影

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リドアイルからフォートレスエクスプロレーションを撮影

望遠レンズは写り良し

望遠レンズといえば写りが良いレンズが数多くあります。

今のレンズでは使用レンズの枚数が多くなりましたが、昔のレンズでは本当に少ないレンズで作られていました。
昔はガラス素材も多いと写りが悪くなるため少ないレンズほど写りがいいとされていました。

標準領域や広角領域では収差が多く発生してしまうレンズ構成でも望遠レンズでは写る範囲が狭いため問題なく写すことができました。

レンズ構成が少ないものでは3郡3枚のトリプレットレンズというものもあります。

今回撮影に使用したErnst Leits HEKTOR 13.5cm F4.5も貼り合わせのレンズが1枚ありますが3郡4枚というほぼトリプレットレンズの構成です。

だらだらくま
だらだらくま

中央だけ凹レンズだね

ぺん先生
ぺん先生

凸レンズと合わせて収差を消しているよ

Carl Zeiss Jena Toriotar T 4/135 M42マウント
135mmF4で3群3枚のレンズです
コントラストが高く解像度も高いレンズです

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Carl Zeiss Jena Triotar T 4/135

スクリーンショット 2019-12-25 20.16.55

Carl Zeiss Jena Triotar T 4/135のレンズ構成

Ernst Leitz Hektor 13.5cm F4.5 Mマウント
中央が貼り合わせですがトリプレットに近いです
古いレンズにはcmでの焦点距離記載があります

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HEKTOR 13.5cm F4.5 焦点距離がcm表記

ERNST LEITZ HEKTOR 135mm F4.5 レンズ構成

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まとめ

今回は135mmレンズを使用した撮影について書いてみました。

風景やものの撮影では標準レンズや広角レンズを使うことが多く135mmのレンズを使うことが少ないことに残念な気分でした。

また135mmのレンズというとポートレートなどと使い方を決めてしまっていることが多くもっと活用できることをお知らせしたかったためです。

近くの被写体を引きよせるようにように撮影することもできます。

でも135mmという焦点距離で撮影するために135mmで撮影できる範囲を探せることが大切だと思います。
見えている範囲全部ではなくその一部分が良い写真になることや撮影したい風景を遠くから狙ってみることを考えられるようにしておくと
目で見えている範囲は広いです。135mmの写る範囲との感覚がずれていることでいい写真を撮れていない可能性があります。

フルサイズなら135mmのレンズ、APS-Cなら85mmくらいのレンズで撮影してみましょう。
今までとは違ったアプローチの写真が撮れると思います。

LEICA M3 と HEKTOR 13.5cm F4.5
カメラの操作感もレンズも最高です
お気に入りのカメラとレンズで撮影できるといいですね

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今回の写真に使用したLEICA M3 と HEKTOR 13.5cm F4.5

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