カメラの撮影モードの説明と活用 -フルオート?半オート?マニュアル?-

Elmarit 90mm の絞り羽根 0.すべて

みなさんこんばんは。
Mモードでの撮影が大好きなだらだらくまです。

このところ天気はくもりが続いています。
ふつうにお出かけでは残念な気もしますが、
ディズニーランド、ディズニーシーでの暑さや
写真撮影のことを考えるととてもいい天気です。

それでは今回は撮影するときの設定で大切な
撮影モードのおはなしにいきたいと思います。
みなさんがどんな被写体を撮影するかで選ぶモードが
変わってくると思います。

スポンサーリンク

写真の明るさの基本

ぺん先生
ぺん先生

撮影するときの基本だよ

まず、写真の明るさは露出で決まります。
そして露出はISO感度とF値(絞り)とシャッター速度の組み合わせ
で表現されていますね。

撮影モードはP,A,(Av),S(Tv)がおすすめ

簡単撮影モード(スポーツや夜景)ではなく応用モードとして
P,A(Av),S(Tv),Mモードがあります。
MモードはISOもマニュアルとすることで完全なマニュアル露出です。
さきに基礎が必要ですので、今回はのぞきますね。

①簡単モードは露出だけでなく全てがオートのためフルオート
②P,A,(Av),S(Tv)は半オート露出
③MはISOもマニュアルの時マニュアル露出 だよ

代表してPモードで説明
これは撮影するときのカメラの条件によって絞り(Av)とシャッター速度(Tv)
をカメラが自動で決めてくれます。

プログラムオートのPなんです。

カメラの条件とは、
① 手ぶれがおきやすい1/換算焦点距離を確保しようとします
② 1/換算焦点距離でさらに明るい場合はF値(Av)を大きくします
③ ISO感度がオートの場合は明るさによって決まります

大きくはこの3つです。

カメラが光を測って露出を決めます。
そのときの設定値をカメラが自動でするモードなんですね。

いちばん大切なのは露出の制御です。

Pモードは露出をカメラが0で決めたものを
自分が撮影したい明るさに変更することができます。
この露出を撮影者がしてしてあげることで各設定を
決めてくれるんですね。

とっても優秀な機能です。

でも、カメラが決めた設定値だけしかダメなのでしょうか?
いえいえ、そんなことはありません。

例えばISO感度は200に設定したとします。
カメラが自動で出してきた値は
F値 8 シャッター速度 1/250 でした。
ここでもう少しシャッター速度が速いほうがいいという場合
カメラのダイヤルをまわします。すると
F値 5.6 シャッター速度 1/500 に変わります。
これをプログラムシフトといいます。

これはF値が1段明るくなり、シャッター速度が半分になって1段暗くなりました。
露出いわゆる明るさが同じ設定値なんです。
こんなふうにカメラとレンズの機能の範囲内で設定を変更できます。

だらだらくま
だらだらくま

Pモードでもある程度の調整ができるね

カメラまかせな部分が多いモードですが、気をつかうことなく使えます。

以前の投稿でカメラの説明でISOとF値とシャッター速度の段のおはなしを
書いたのですが、ご参照いただければうれしいです。

いざという時にもすぐに撮影できるPモードは大切なモードです。
プロ機にもPモードはありますので必要性がわかります。
さいしょはここからはじめてみるといいですね。

Pモード以外の半オートモード

ぼかし表現をしたいときや、写真の雰囲気を大事にしいときはF値
すばやい被写体を撮りたいときはシャッター速度を決めたい
といった場合にはPモードでは対応できないことが多いです。
そのため次に出てくるA(Av),S(Tv)モードがあるんですね。

写真 レンズと絞り(F値5.6)の写真
昔のマニュアルフォーカスのレンズでの絞り羽根の動きを撮影

Elmarit 90mm の絞り羽根

スポンサーリンク

F値を固定するA,(Av)モード

カメラの設定がはじめての方にご説明する場合は
ぼかしたい表現をする時に多く使うモードとしています。
Pモードに比べてF値を固定できるモードです。

だらだらくま
だらだらくま

F値を固定するといいことはあるのかな?

ぺん先生
ぺん先生

① F値を低くしてすごくぼかして撮影できるよ
② F値を高くしてくっきりとした写真が撮影できるよ
③ F値を自由に設定して表現のある写真が撮影できるよ

F値を固定できるということはぼかすだけでなく
絞り制御をすることでいろいろな雰囲気の写真を
撮ることができるんです。
このモードは汎用性が高いんです。
F値だけ選んでシャッター速度が自動で変わってくれるので
急に明るくなった時などいろいろな状況で対応ができるんです。
しかもF値は固定ですから表現は思い通りですね。
汎用性が高いとする点としては半オートなので
急な明るさの変化に対応してもらえるんです。
もし、まわりが暗くてシャッター速度が遅くなって
しまうときはそのぶんISO感度をあげればいいのです。

これで必要なシャッター速度も確保できますね。

そのため、常にISO感度を調整しながらA,(Av)モード
という方は多いです。
プロの方もこのモードが多いとのことでした。

シャッター速度を決めるS,(Tv)モード

こちらはシャッター速度を固定してF値を変えてくれるモードです。

だらだらくま
だらだらくま

シャッター速度を指定できるいいことはなにかな?

ぺん先生
ぺん先生

①シャッター速度をゆっくりにして写真に動きをつけることができるよ
②速いシャッター速度でピタッと止めることができるよ

ディズニーではショーやパレードの時に動いているミッキーを
手の動きまでピタリと止めたいといったときに有効なモードです。
逆にすごくゆっくりにして動きを表現したり、滝を流れるように
撮影することもできますね。
動きを止めたりする表現の時に選ぶモードです。

しかし、このモードには欠点があるんです。
A,(Av)ではシャッター速度が変わってくれるためすごく遅くなることができます。
でもS,(Tv)の場合はF値はそのレンズの最高に低くなるところまでしか
変わってくれません。

その結果設定によっては真っ暗な写真になってしまう可能性があるんです。
逆にA,(Av)はブレが大きくなってしまうということですね。

そんな理由からISO感度をオートにして対応するモードだと思っています。

暗くなってしまったRAWデータを現像で明るくする方法も使えますが、
写真を撮影することとしては標準的な明るさの写真(適正な露出)で撮りたいですね。

撮影モードのおはなしを書いてみましたので、
写真を撮影したときの設定なども載せてみたいと思います。

おすすめのリンク
おすすめのリンク
0.すべて5.0カメラ5.3カメラの設定
おすすめのリンク
シェアする
daradarakumaをフォローする
ディズニーと写真とカメラ日記

コメント