みなさんこんばんは。
パンケーキレンズのおはなしをしたいだらだらくまです。
カメラのレンズの呼び方でパンケーキレンズといわれるものがあります。
とってもおいしそうな名前ですね。
これはレンズの形状がパンケーキのように平面でカメラに装着時にもコンパクトなレンズをそう呼びます。
このパンケーキレンズは使ってみるとカメラとレンズを合わせたコンパクトさに常に持ち歩きたくなるレンズとなりそうです。
ズームレンズでは構造上むずかしいですが、単焦点レンズならそれぞれのメーカーでいくつか種類があります。
そんなパンケーキレンズのお話をしてみたいと思います。
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パンケーキレンズ
純正レンズ、社外レンズ問わずパンケーキレンズはあります。
CANONなら「EF40mm F2.8 STM」「EF-S 24mm F2.8 STM」
FUJIFILMのミラーレス一眼のレンズなら「XF27mm F2.8」「XF18mm F2 R」などです。
「XF18mm F2 R」はパンケーキレンズには含まないかもしれませんがとてもコンパクトです。
レンズの直径よりもカメラ装着時の全長が短いレンズが当てはまります。
パンケーキ・・・おいしそうだよ
レンズの形状がパンケーキみたいだね
CANON EF40mm F2.8 STM
白い部分が鏡筒です
白いEOS KISS X7のキットレンズのため白いレンズです
FUJIFILM X-T1 と XF18mm F2 R
XF18mm F2 Rはパンケーキよりは少し大きいかもしれません
それでも十分にコンパクトでF2と明るいレンズです
パンケーキレンズの良い点
良い点はコンパクトであることです。
コンパクトであることはカメラに装着したままでも邪魔にならずにレンズキャップのように使えます。
基本的に全長変化がない単焦点レンズですのでズームなど迷うことなく撮影できそうです。
単焦点レンズはコンパクトでもF値が小さく明るいレンズが多いです。
コンパクトでもF2.8などを確保しているため表現の幅も広がりそうです。
いいところってどんなところかな
コンパクトで写りもいいところだよ
CANON EOS KISS X7 と EF40mm F2.8 STM
ダブルレンズキット2のため白いセットです
コンパクトな一眼レフにコンパクトなレンズです
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パンケーキレンズの欠点
欠点はほとんどありませんがちょっとだけご紹介してみます。
○コンパクトに慣れて通常のレンズを使用しなくなってしまう
あげてみるならこの2つです。
コンパクトであるためにピントリングが狭いことが多いです。
MFで操作する場合は気を使う必要があります。
Voigtlander ULTRON 40mm F2 SLはMF専用ですので操作感を知る必要がありますね。
もうひとつはコンパクトなレンズが普通になってしまい、少しでも大きいレンズ例えば標準ズームレンズも使わなくなってしまうことがあります。
小さくて軽いことはとても良いことですが、必要な場合は他のレンズも選ぶことも大切です。
バッグの中で移動しちゃってるよ
小さいからね
それも欠点かな
パンケーキレンズの呼び名
どこが出所かはわかりませんが、似ているものの名前がつけられているようです。
もしかしたらビスケットレンズだったかもしれませんが、おしゃれな名前の場合が多いと思います。
安くてもすごくよく写るレンズに「シンデレラレンズ」という呼び名があるくらいです。
他にも大きいレンズは「大砲」や「バズーカ」といった表現も非公式に呼ばれることもあります。
いいレンズには呼び名があるね
呼び名があるレンズを探しちゃうね
CANON EOS 6D と EF40mm F2.8 STM
ISO100 F2.8 1/320秒
ディズニーランド トゥーンタウン トローリー
安いのにしっかり写るレンズです
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良い写真が撮れる理由
パンケーキレンズはコンパクトなのにいい写真が撮れるとの評価が多いです。
説明できる理由が2つあります。
○F値が2.8という安定した数値
○コンパクトなのですぐ撮影できる
これはとても大切です。大きく重いレンズの場合は撮影までに時間がかかってしまいます。シャッターチャンスを逃してしまうことがありますね。また、重いと撮影自体断念してしまうこともあります。レンズキャップがわりにできてキャップをせずにフードもない状態で装着したままいられるパンケーキレンズの特権です。
○F値が2.8という安定した数値
F2.8というと人によっては暗いと思う方もいると思います。
ぼけの量にしてももっとF値が小さいレンズの方が大きくぼけてくれます。
しかし、ちょうどよく背景がある程度わかるように自然にぼけてくれるのはF2.8くらいです。
開放でF2.8ですのでぼけが真円なのもいいところですね。
もしかしたらもっとF値が小さく明るいレンズよりもいい写真が撮れる枚数が多いかもしれません。
軽いと撮影するのも楽しくなるよね
いつでも持ち歩けるからいいよね
CANON EOS 6D と EF40mm F2.8 STM
ISO100 F2.8 1/250秒
ディズニーランド トゥーンタウン
CANON EOS 6D と EF40mm F2.8 STM
ISO100 F2.8 1/200秒
ディズニーランド トゥーンタウン
ぼけもきれいに表現されます
まとめ
パンケーキレンズは名前も見た目もかわいいですね。
表現の選択幅はF値の小さいレンズを使いこなした時の方が良いかもしれませんが、このF2.8近辺の単焦点レンズで小さくて軽いということがコンスタントにいい写真を撮らせてくれることになっていると思います。
小さくて軽くするためF2.8におさえているという結果が良い方向に向かったと思います。
近い距離で高い建造物を撮影するには向かないと思いますが、標準ズームレンズと組み合わせながら使用すると旅行の時など役に立つレンズです。
みなさんも1本いかがでしょうか。
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