みなさんこんばんは。
写真の表現のはばを広げるローアングル撮影のおはなしをしたいだらだらくまです。
写真撮影はカメラの露出に影響するISO感度、絞り、シャッター速度の設定を最初に行いますが、
どのように撮影するかはそのあととても重要になってきます。
写真を撮ることの順番としては最初に被写体を選びます。
もちろん露出・ピントなどとても重要ですが最初は構図(被写体)です。
その構図を表現するときにも向きや角度、被写体の大きさや写る範囲などとても大切なことが多いです。
そんななかでもおすすめしたいローアングルという下から撮影する方法のおはなしをしてみたいと思います。
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ローアングルとは
通常立って撮影しているところよりも低い位置をいいます。
少し足を曲げた状態でもローアングルといえそうですが人はそれなりに身長差があるため写真ではわかりづらいです。
膝をつくくらいにすわった状態やさらに低い位置をローアングルと表現します。
かもの目線から見ている感じだね
それがローアングルだよ
FUJIFILM X20 コンパクトデジタルカメラで撮影
ISO200 F2 1秒 内蔵フラッシュ使用
コンパクトデジタルカメラでもこんな表現ができます
ローアングル撮影の表現
低い位置から撮影することにより子供の目線や動物の目線といった表現ができます。
目線に限らず低い位置から見上げるように撮影すると被写体の大きさや立体感が表現できます。
低い位置からの撮影はその世界にいる表現をしやすいですね。
子供のころは自分よりもすべてが大きく壮大感があったように思います。
大人になると壮大感を得るにはとても大きな建物などを見るしかありません。
ローアングルで撮影することは標準レンズでまっすぐ撮影することから広角レンズで見上げるように撮影することなど表現の幅が2倍以上になります。
とっても楽しそうだよ
はじめてならなおさらだね
CANON EOS 1DX と SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 Ⅱ DG HSM で撮影
12mm ISO3200 F4.5 1/5秒
建物や木がとても大きく見えて広く写すことができます
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撮影方法
ローアングルの撮影の方法はいくつかあります。
② 三脚の使用
③ 地面にカメラを置いて撮影する
①すわって撮影する
撮影補助機材がない場合は手持ちの撮影ですわって撮影することになります。
汚れてしまうなどの心配な点はありますが、クッションシートなどがあるといいでしょう。
そして膝を利用してカメラを支える腕を固定することができます。
すわっている場合は立っているときによりも揺れることが少ないため固定されている状態に近くなります。
写真を確認するとすわって撮影した写真はぶれが少ないことに気づくはずです。
②三脚の使用
三脚を持ち歩くことと使用することに問題がなければいちばん確実な方法です。
しかし、カメラを固定したあとの微調整や構図の変化には手間がかかってしまうことがあります。
多くの三脚は必要以上に低くできないことももどかしいところです。
③地面にカメラを置いて撮影する
究極のローアングル撮影です。
やりすぎは良くありませんが、建物の大きさなどを表現するには最高の表現方法です。
地面に置いて撮影とは書きましたが必ず下にクッションシートやレンズの下には支えを用意しましょう。
この方法ではファインダーをのぞいて撮影はとてもむずかしいです。
液晶画面を動かせるカメラの場合はライブビューで構図の把握をしましょう。
もし動かせないカメラの場合はできる限りローアングルで構図確認をしておいてさらにしたからノーファインダーで撮影になります。撮影した画像を確認して次の撮影で調整ですね。
液晶画面も活用したいね
カメラによってはファインダーが上に
向けられるものもあるよ
液晶画面が動くカメラがいいね
CANON EOS 60D と TOKINA AT-X 12-28 PRO DXの
バリアングル液晶活用の写真
ローアングル撮影の良いところ
上の項目でも書きましたが、固定に近い形をとれるためぶれにくくなります。
上手に利用すればシャッター速度を落とすことやISO感度を低くすることにより
夜でも画質が良い写真を撮影することができます。
通常の立ったまま撮影でいろいろな撮影をしてきたとして低い位置からの撮影になり単純に2倍の表現ができるということになります。
撮影してみると感動しちゃうね
それが写真の楽しさだよ
CANON EOS 1D MarkⅣ と SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 Ⅱ DG HSM で撮影
19mm ISO100 F5.6 1/10秒
被写体の花を大きく写し背景も広めに入れることができます
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注意点
注意点はもちろんあります。
まずローアングルで撮影するときは動かないで撮影する時間が長くなるため他の人への迷惑を考える必要があります。
とても人が多い場所では避けたほうが良いかもしれませんね。
カメラの撮影に精通していてローアングル撮影を知っている方は理解してもらえますが、人がいる場所で地面からの撮影をした場合は盗撮などといわれてしまう可能性があります。
必要に応じて注意しながら撮影する必要があります。
マナーを守って撮影だね
とっても大切なことだよ
まとめ
ローアングルは撮影表現のはばを大きく広げてくれます。
わたしは「したことがない」「恥ずかしいからしたくない」というのはとてももったいないと思ってしまいます。
撮影の表現がいつも同じになってしまうなどの悩みが出てくることもありますね。
あたらしい表現を知りたい場合にはぜひおすすめしたい撮影方法です。
ローアングル時の撮影は風景の場合は奥行きを表現するため明るい単焦点レンズや見上げる撮影のために広角レンズをおすすめしたいと思います。
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