みなさんこんばんは。
TAMRONのフルサイズの広角ズームレンズのおはなしをしたいだらだらくまです。
少し前のレンズになりますがTAMRONの広角レンズSP AF 17-35mm F/2.8-4 Di LD Aspherical [IF] (Model A05)をご紹介したいと思います。
広角のズームレンズというのは予想以上に高価です。
特に明るいレンズはどれも手を出しづらい値段です。
そんな中で写りもよく値段も現在は中古品だけになってしまいましたが2万円を切る価格で手に入るレンズがあります。
どんなふうに写るのかも楽しみですね。
これからご説明していきます。
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レンズの詳細
レンズのデータをご紹介します。
レンズ名にLDとAsphericalという記号があります。
LDは異常低分散レンズ、Asphericalは非球面レンズをいいます。
低価格ながらとても写りが良いレンズとなっています。
SP AF 17-35mm F/2.8-4 Di LD Aspherical [IF] (Model A05)
レンズ名 | SP AF 17-35mm F/2.8-4 Di LD Aspherical [IF] (Model A05) |
モデル名 | A05 |
焦点距離 | 17-35mm |
明るさ | F/2.8-4 |
レンズ構成 | 11群14枚 |
絞り羽根枚数 | 7枚 |
最短撮影距離 | 0.3m(ズーム全域) |
最大撮影倍率 | 1:5.4(f=35mm、最短撮影距離) |
全長 | 86.5mm |
フィルター径 | φ77mm |
質量 | 440g |
希望小売価格 | ¥60,000 (税込¥63,000) |
TAMRONのレンズにはモデル名がつけられています。
このレンズはA05です。誰もがわかることではありませんが、長いレンズ名を言わずにモデル名で表現できるのはいいことです。
広角レンズで17mmではF2.8の明るさがあるのに質量は440gで軽いといえます。
今でも通用するレンズだよね
異常低分散レンズが使われているのにリーズナブルだね
CANON EOS 6D と SP AF 17-35mm F/2.8-4 Di LD Aspherical [IF] (Model A05) で撮影
ISO200 F3.2 1/250秒
パラッツォ・カナルの落書き
雨の日で光は落ち着いていますがさらにいい色を表現してくれます
焦点距離と明るさ
焦点距離は17-35mmでF2.8-4の明るさです。
レンズをズームしていくとある焦点距離からF値が大きくなります。
○ 20-23mm F3.2
○ 24-29mm F3.5
○ 30-35mm F4
焦点距離については17-35mmで問題なく満足して使えます。
17mmでも狭いと感じたらその時はさらに広角レンズを考える必要がありますね。
望遠側が35mmまであることがとてもうれしいです。
超広角からスナップ撮影でよく使う35mmまで対応可能です。
F値もすごくいいと思います。
最広角17mmでF2.8の明るさがあることは何よりも利点です。
夜景などでもこの明るさがありがたく感じます。
F2.8なのは少しだけだね
レンズの詳細にF値の移動と焦点距離も書いてあるといいね
CANON EOS 6D と SP AF 17-35mm F/2.8-4 Di LD Aspherical [IF] (Model A05) で撮影
ISO12800 F2.8 1/15秒
マーメイドラグーン くらげの洞窟
暗いところではとても役に立ちます
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操作感
カメラに装着した重さとバランスはとても良いです。
撮影の時もとても持ちやすいと思います。
ズームリングの操作は純正レンズとは逆方向ですが慣れれば気になりません。
AF時のピントリングは動くタイプです。前玉は回転しませんので困ることはありません。
超音波モーターに比べると遅くて音もしますが安さを考慮すると十分だと思います。
MF時にはピントリングが軽すぎてむずかしいかもしれません。
AFに設定している時にレンズを外す時などピントリングをつかんでしまうとモーターに負荷がかかります。ピントリングをつかまないようにするか、MFに切り替えてからレンズを外すようにしましょう。
ズームリングは回しやすいね
重さもちょうどいいよ
SP AF 17-35mm F/2.8-4 Di LD Aspherical [IF] (Model A05)
レンズ本体
フードがとても大きいです
写り
写りはとてもいいです。
TAMRONのレンズは暖色系といわれています。
このレンズは色のりもよく良い表現ができていると思います。
しっとりとした色で写真を作り上げるレンズだと思いました。
広角側で広く撮影した時に感じます。
広角レンズで発生しやすい周辺光量不足はやはり発生します。
17mmの時にはF2.8ととても明るいレンズですが屋外では絞って撮影したほうがいいですね。
暗い場所などでどうしても明るさが欲しい時はF2.8を活用するといいですね。
純正レンズではF2.8の広角レンズがありますが、値段は10倍くらいしていました。
超音波モーターでAFが速いことやF2.8通しであることが純正の広角レンズの利点です。
SP AF 17-35mm F/2.8-4 Di LD Aspherical [IF] (Model A05)は値段が安い上に写りがよくコストパフォーマンスにとても優れたレンズだと思います。
安くて写りが良いレンズがいいよね
このレンズはあまり知られていなけどおすすめしたいレンズだよ
CANON EOS 6D と SP AF 17-35mm F/2.8-4 Di LD Aspherical [IF] (Model A05) で撮影
ISO100 F5.6 1/500秒
日差しが強い日でしたが空の青がとてもきれいに写りました
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欠点・注意点
このレンズにはすごい欠点があります。
2つありますが1つは要注意です。
ひとつはレンズフードが大きすぎることです。
広角レンズなので仕方ないのですが逆づけしても場所をとります。
フードなしで持ち歩くことが多いような気がします。
もうひとつがフィルターに関する欠点です。
レンズプロテクターをつけるとけられてしまいます。
薄型といわれているものでもはっきりとけられているのがわかります。
このレンズに付けてもけられないフィルターはDIGITAL KINGのスーパースリムプロテクターだけです。
今では手に入れることもむずかしいですのでプロテクターなしでの使用になると思います。
フィルターのけられと周辺光量不足を間違わないようにしましょう。
フィルターを選ぶレンズもあるんだね
重ねて使う場合は広角側で注意が必要だよ
KENKO PRO 1 Digital 77mm使用
四隅が黒くなっています
フィルターが写りこんでいます
フィルターの写真
KENKO PRO 1 Digital 77mm使用
通常のフィルターに比べると薄枠ですがだめでした
Digital King Super Slim 77mm
このフィルターならけられずに撮影できます
まとめ
レンズフィルターの装着だけは残念ですが、レンズの明るさやコンパクトなどの利点が多いためがまんできる項目です。
今でこそ純正レンズに負けない写りの上級レンズも発売してきていますが、このレンズのような値段が安く純正の高級レンズと選択比較できるレンズが欲しいものです。
このレンズも17mm付近だけの広角レンズなら幅広く撮影して終わってしまいますが35mmまでズームすることができます。
35mmではスナップではとても扱いやすく近よって撮影することでぼけの表現も身につきます。
もしかしたら35mmが標準で使う焦点距離で広く撮影したい時だけ広角側を使うレンズになるかもしれません。
安価にいい写りを楽しめて広角側に興味を持てるレンズになりそうです。
試しに広角レンズが欲しいと思ったらぜひこのA05で試してみてください。
きっと手放せなくなるはずです。
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