みなさんこんばんは。
フィルム一眼レフでエレクトリカルパレードを撮影したいだらだらくまです。
ディズニーランドの夜のパレード、エレクトリカルパレードを見た方はたくさんいらっしゃると思います。最近はLED照明に変わりとてもきれいになりました。
エレクトリカルパレードの写真撮影をしたいと思うこともあると思います。
予想できると思いますが撮影はとてもむずかしいです。一眼レフとキットレンズではぶれてしまいます。ぶれないようにISO感度をたくさんあげても今度はノイズがのってしまいきれいな写真とはいいづらいですね。
高級なF2.8のズームレンズでもむずかしい撮影です。
このエレクトリカルパレードをフィルムカメラでマニュアルフォーカスでの撮影をしてしまおうというお話をしていきたいと思います。
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機材とフィルム
普通のカメラとレンズで撮影できます。といってもやはり制約があります。特にレンズは重要です。F2よりも明るいレンズが必要です。
それではカメラとレンズとフィルムをご紹介します。
この3点で撮影しました。
まずレンズマウントはプラクチカ、M42といわれるマウントのカメラとレンズです。
わたしはこのカメラを使用して撮影しましたがシャッター速度を調整できるカメラならどんなカメラでも大丈夫です。
レンズもこだわりがあるレンズでの撮影ですが、現在中古流通量が多く出まわっているASAHI SMC TAKUMAR 50mm F1.4でも数千円で購入できます。
フィルムは少し手に入れづらくなっていますがISO1600のフィルムを使用しました。
※最近はISO1600のNATURAフィルムが生産終了してしまいました。どの場合はISO800のVenusを使用することになります。その場合は1/30秒を使うようになりますがしっかり固定することで撮影できると思います。
フィルムで夜の撮影だね
しっかり固定して撮ろうね
ZEISS IKON ICAREX 35S と YASHICA AUTO YASHINON DS-M 50mm F1.7
お気に入りのカメラとレンズで撮影していますがM42マウントのカメラと
F2よりも明るいレンズがあればどれでも大丈夫です
レンズ画像
YASHICAのレンズのため製造は富岡光学です
後の京セラオプティックとなるすごいレンズメーカーです
撮影設定
ISO感度はフィルムのため1600固定です。F値は開放のF1.7、シャッター速度は1/60秒を使用しました。
ネガフィルムは明るい方に強いためできる限り明るい設定にしています。このように決まってしまっていれば操作する必要がなくいいですね。
次はとっても大切なピント合わせです。
設定は固定で大丈夫なんだね
条件さえ合わせれば固定がいい場合があるよ
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重要なピント合わせ
マニュアルフォーカスでただでさえ慣れていないのにこんなむずかしい撮影でどう使えばいいのでしょうか?
答えと対応はとても簡単です。はじめての方でも十分対応できる方法です。
これは最初に10mや15mに合わせておく方法です
パレードですので被写体は近づいてくるか遠ざかります。ピントリングは操作せずにその距離に来たときにシャッターを押す置きピンという方法を使います。わたしが使用したレンズは10mの次は∞です。そのため10m以上∞未満でピントを合わせました。
場所さえ覚えておけばとっても簡単です。
10m未満までフロートが近寄ってきたら50mmのレンズでは入りきらない場合が多いのであきらめています。
それでも少しピントはずれます。でもフィルムでISO感度も1600のため正確なピントの写真というよりも色合いで写真になっているイメージです。
罠を仕掛けて待っているような感じですね。
おすすめはある程度明るいうちに撮影したい大きさがおさまる位置でピントを合わせておくことです。できれば街灯などわかりやすいものがあるといいですね。
まちぶせ撮影だね
電車の撮影の時に使うよ
撮影時のピントの位置
10mから∞の間に合わせます
その位置に被写体が来たらシャッターを切ります
撮影する対象
ここに少し制約があります。理由は別項目で説明になりますが少し離れた状態で全体的に撮影が望ましいです。
フロートに乗っているキャラクターのアップは対応できそうにありません。望遠レンズになるとレンズが暗くなってしまうためです。
なるべく明るいフロートを全体的に撮影することになります。
撮影はすべてISO1600(フィルム) F1.7 1/60秒
ブルフェアリーフロート 前
モンスターズインクフロート 前
モンスターズインクフロート 後 これだけピント∞
トイストーリーフロート 前
ティンカーベルフロート 後
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撮影する場所と姿勢
まずは場所ですがすわり見最前列にします。姿勢は膝を立ててすわります。これには理由が2つあります。
膝の上などを使ってぶれないようにできる
立ち見では場所により遠くになってしまうことがあります。パレードが来るときと通り過ぎた後ろ側を追いたいですね。できればロープがないプラザのパレードルートの外側がいいです。
座って膝を立てると腕を足につけてしっかりと固定できます。体制としても立った時の長い棒状態よりも座って体を丸くした方がぶれ対策になります。
低い位置からの撮影もいいよね
立ち見で上手に撮影したいかも
まとめ
夜のパレードを撮影しようというおはなしでした。フィルムカメラのおはなしですが、デジタル一眼からフィルム一眼の差は大きく感じられます。簡単に考えるとフィルムを充填して巻き上げ作業をしてからシャッターを切ることだけがデジタルとの違いです。
はじめてフィルムカメラに興味を持つ方もいらっしゃると思います。最初から説明もなく撮影することはむずかしいのですが、カメラ、レンズ、フィルムが揃うと予想より簡単に撮影することができます。
デジタルカメラ全盛となり発売されるフィルムも少なくなってきました。とくに夜の撮影は高感度フィルムと明るいレンズがないと撮影ができません。
でも最大の問題はフィルムが無くなってしまったら撮影自体できなくなってしまうのです。
フィルムがまだある時代に撮影してみませんか?
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