みなさんこんばんは。
三脚のおはなしをしたいだらだらくまです。
みなさんは三脚をご使用でしょうか?
ぶれないように撮影したいときや設置したまま同じ場所を撮影するときなど三脚の用途はさまざまです。
通常街中のスナップ撮影では使うことはありませんが、風景写真やピントや写りまで含めて絶対に失敗できないときなど必要になることがあります。
三脚を選ぶにあたって見るべき項目をおはなししていきたいと思います。
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三脚のパーツ
三脚はいくつかの機能をもった部品で構成されています。
○脚
大きくはこの2つです。
ここからさらに分かれてます。
○雲台
カメラをのせて動かしたりするところです。
雲台にも種類があり「自由雲台」「3WAY雲台」「2WAY雲台」
などがあります。
基本は「自由雲台」「3WAY雲台」から選ぶことになります。
「自由雲台」
動きをロックする操作は一箇所です。
上下左右動かして決まった位置でまとめてロックになります。
動き物などを撮影する場合に適していることととてもコンパクトでありながら重いものも固定できる強さもあります。
自由に動いてまとめてロックとなるため、微妙な動作や水平をとることはむずかしいかもしれません。
SLIK 自由雲台
ダイヤルを回してロックすると大型のカメラも動きません
雲台だけで購入した別売りの雲台です
「3WAY雲台」
縦、横、傾きをそれぞれ別のねじやレバーで調整します。
じっくりと構図を決める場合に役に立ちます。
自由雲台とは違いそれぞれを独立して操作をしますので、設定を追い込むことがしやすい雲台です。
三脚と一体型の雲台です
HUSKEY三脚でアメリカのQUICK SETで製造されていた三脚です
とても重くてしっかりしており長くシャッターを開いてもぶれません
○脚
三脚の大きさに応じて長さが変わってきます。
スライド収納になっていて持ち歩き時はコンパクトになります。
この伸ばす数が3つの場合は「3段」4つの場合は「4段」といいます。
そしてこの伸ばす場所のロックの方式が2通りあり、つめでロックする「レバーロック」と捻ってロックする「ナットロック」があります。
ロックについては安い三脚でもレバーロックタイプが多いです。
それだけ使いやすいということです。
しかし、操作するレバーが破損してしまうことやレバーを操作してもロックが甘くなることがあり、ナットロックを好む方も多いです。
KING PHOTOPRO C-5iのナットロックの脚
レバーがないため使いやすいです
これは脚に分類しますが、雲台を上げ下げするエレベーターがあります。
緩めて引き出す方式やレバーを回す方式があります。
脚を固定した後で仕方なく高さの微調整をする時やどうしてももう少し高さが欲しい時に使用します。
三脚の材質
材質は脚の部分をあらわすことが多いです。
金属の「アルミニウム」 繊維の「カーボン」が主流でめずらしいものでは「木」という材質まであります。
カーボンは軽くても強度があることから高級素材で採用されています。
しかし、カーボンのしなりがありぶれてしまうこともあるようです。
アルミニウムの三脚は重いです。
そのかわり脚が太いものならぶれをほとんどおさえることができます。
という説明が一般的ですが、実はぶれない三脚としてみるとカーボンもアルミニウムも重さは変わらないです。
カーボンは強度があり軽くできることから軽くしてみた結果強度が足りないものがあります。
しっかりと固定できるハイレベルなものならどちらもかわりません。
![だらだらくま](http://daradarakuma.com/wp-content/uploads/2018/10/KIS70337.jpg)
安いカーボン製は軽いけど風で揺れちゃうよ
![ぺん先生](http://daradarakuma.com/wp-content/uploads/2018/10/DSCF1467.jpg)
同じ値段ならしっかりしていた方がいいよね
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高さ
三脚には伸ばした時の背の高さも違います。
大型三脚になると数メートルまで伸ばせるものがあります。
この高さはとても重要です。
いつも使う位置を想定するとまったく足りません。
いつも使う位置で想像するのは手持ち撮影の時の顔の位置なんです。
三脚の利点としては障害物を超えた上からの撮影に大きな役割があるからです。
障害物と書きましたが、撮影でのことですので前にいる人も含みます。
あまり大型のものでもと思いがちですが、脚を伸ばさなければ標準的な高さで使用できます。
これが大切なところです。
ローアングル撮影とマクロ撮影、持ち歩きをのぞけば
三脚は「大は小を兼ねる」というのがわたしが思うことです。
![ぺん先生](http://daradarakuma.com/wp-content/uploads/2018/10/DSCF1467.jpg)
背が高いものを選ぶときはパイプ径も太いものにしよう
![だらだらくま](http://daradarakuma.com/wp-content/uploads/2018/10/KIS70337.jpg)
伸ばすほど細くなっていくよね
耐荷重
三脚には大きさの違いがあります。
高く伸ばせる三脚という大きさと脚が太く安定するという大きさがあります。
脚が太くなければ縦に伸ばしても安定しませんので、高さがある三脚は脚も太いと想像できます。
そして大切なのは三脚の「耐荷重」です。
これはどの程度の重さまで三脚に乗せられるかを表す数値でKgで書いてあることが多いです。
ここからが大切なことで「耐荷重」に書いてある重さはあくまでも乗せられる重さで確実に安定できる重さではありません。そのため、「耐荷重」に書いてある重さの半分までは大丈夫とみていいでしょう。
または三脚の材質でも変わってきます。
CANON EOS 1D MarkⅢ と EF300mm F2.8 L IS USM
合わせて4kgを超えますがしっかりと支えてくれます
![ぺん先生](http://daradarakuma.com/wp-content/uploads/2018/10/DSCF1467.jpg)
耐荷重に載っている重さの半分までが安心だよ
![だらだらくま](http://daradarakuma.com/wp-content/uploads/2018/10/KIS70337.jpg)
今後のレンズやフラッシュの重さも考えてみるね
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どんなメーカーがあるかな?
安心できるメーカー
SLIK(スリック) 日本
Velbon(ベルボン) 日本
SIRUI(シルイ) 中国
BENRO(ベンロ) 中国
KING 浅沼商会(キング) 日本
高級三脚のメーカー
sachtler(ザハトラー) ドイツ
トヨ商事(トヨショウジ) 日本
異色(木製三脚)
Berlebach(ベルレバッハ) ドイツ
高級な三脚メーカーもあれば変わった木製の三脚メーカーもあります。
とても大きなレンズを乗せるときには高級三脚メーカーのものや上級グレードの三脚になってきます。高級三脚メーカーのトヨ商事はハスキーという三脚を作っていて写真の学校でも使われる三脚です。
通常で必要とする良さげな三脚は「安心できるメーカー」からみていただきたいと思います。
高級なものはドイツ製が多いですが、手が出しやすい良い三脚には日本のメーカーもあります。
マンフロット、スリック、ベルボンは間違いなく安心できるメーカーです。
そしてシルイ、ベンロは中国のメーカーですが、ものがよく値段が安いためひとつの選択肢になりそうです。キングは浅沼商会という日本の会社ですが、三脚は中国などのOEMです。しかしこれも物が良く安いためにありがたい三脚です。
ひとつ注意点はメーカーはそれぞれの国ですが、製造は違う国であることも多いです。製造国にこだわりがある方はよく調べてみましょう。
木製三脚はとても不思議ですが、木の柔軟性がさまざまな振動をカメラに伝えないようにしてあり最高の三脚といえます。
雲台の好みや脚の固定方式などを選んで見つけられるといいですね。
¥10,000から¥15,000くらいのものを選べると安心です。
![だらだらくま](http://daradarakuma.com/wp-content/uploads/2018/10/KIS70337.jpg)
国内生産のものは修理やアフターサポートが安心だね
![ぺん先生](http://daradarakuma.com/wp-content/uploads/2018/10/DSCF1467.jpg)
大きな量販店で購入することもおすすめだよ
まとめ
三脚についてご説明してきましたが、大切なのは「雲台」「耐荷重」「高さ」です。
メーカーごとに特色がありますので、雲台を優先に次に脚のロックの方式で選びましょう。
どうしてもダメなことはコンパクトデジタルカメラで使用する程度の三脚を選んでしまうと後で買いなおしになってしまいます。ここも大は小を兼ねます。
わたしの経験では三脚は数台買ってしまいました。
絶対にぶれないような大きく重いものと簡単に持ち運びができるものとマクロ用の三脚です。
後から買いなおしをしたとしても、使い分けができると思えば悪い選択ではありません。
さいしょにいろいろなことをしたいと思って購入するときはしっかりものを見て選びましょう。
よい写真を撮るためにしっかりとした三脚選びをしてみましょう。
![だらだらくま](http://daradarakuma.com/wp-content/uploads/2018/10/KIS70337.jpg)
三脚を使っていろいろ撮影してみたいな
![ぺん先生](http://daradarakuma.com/wp-content/uploads/2018/10/DSCF1467.jpg)
さいしょは使い方に慣れなきゃね
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