みなさんこんばんは。
中央1点オートフォーカス(AF)のおはなしをしたいだらだらくまです。
CANONの一眼レフを使用していていつも使っているAFの方法のご紹介です。
最近はカメラの性能がすごくなってきてAFはEOS KISSでも45点全点クロスセンサーになっています。
AFポイントの配置はポイント感覚が狭くなり思った場所にピントを当てることができます。
しかしわたしはいつも中央1点だけを使ったAFです。
なぜ中央1点を使うかと中央1点のAFポイントがすごいことをお伝えするおはなしです。
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中央1点を使う理由
多くのAFポイントがあるのに中央1点だけを使うのでしょうか。
これにはちゃんとした理由があります。
中央1点は他のAFポイントに比べて高性能だからです。
撮影を続けていると静止物はもちろん動き物も中央1点のONE-SHOTでAFできるようになります。
高性能なAFポイントを使ったほうが失敗しない写真を撮影できるということです。
中央1点が得意ならどんなカメラでも大丈夫だね
高級機は中央1点の能力もすごいよ
CANON EOS 1D X と EF300mm F2.8 L IS USM で撮影
ISO800 F7.1 1/200秒 外部フラッシュ 580EXⅡ使用
エレクトリカルパレード・ドリームライツのミニーマウス
顔でピントを合わせてから構図のために下に移動して撮影
中央が最高の性能
入門機のEOS KISS X9では中央はF5.6のクロスセンサーでレンズがF2.8よりも明るい時にF2.8の縦線測距ができます。
中央以外はF5.6のラインセンサーです。
ここからランクが高いカメラになると全点がF5.6のAFポイントになります。
さらに中央はF2.8以上に明るいレンズでF2.8のクロス測距が可能です。
中央は最高のAF性能を持っているのです。
プロ用のカメラでも周囲は中央よりもAF機能が劣ります。
周辺もだめではありませんが、中央が周辺部よりも良いことは確かです。
しっかりピント合わせたいよ
その時は中央1点にしたほうが間違いないね
CANON EOS 7D MarkⅡのAF測距点
すべてF5.6のクロスセンサーですごいです
中央だけはF2.8のクロスセンサーも付加されます
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周囲はだめなの?
それでは中央以外のAFポイントはどうでしょう。
先ほどのご説明にもありますが、周辺のAFは能力が劣ります。
でもそれだけではありません。
例えば周辺部にF5.6クロスとF2.8クロスがあったとしたらどうでしょう。
それでも周辺部は中央に比べて性能が劣ります。
これはレンズの影響が大きいのです。
レンズのMTF曲線をみるとわかりますが中央から周辺部に画質が悪くなっていきます。
収差が多く解像しないレンズの周辺部ではAFセンサーも正確な情報を得られません。
広角レンズも周辺部のAFポイントではピントが合わないことがあります。
中央だけとはいいませんが、中央周辺がAFの能力が高く周辺に行くほどAFが迷ったり合いづらくなります。
速い動きものの時は周辺部も使いたいね
AI SERVOの時は周辺も使うよ
CANON EOS 6D と SIGMA APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSM で撮影
ISO4000 F6.3 1/125秒
カラー・オブ・クリスマス ミッキー広場からごあいさつ
少し見にくいですが11点AFの中央F5.6クロスと縦線検出です
周辺部はなぜあるの?
それでは中央だけ使って撮影していれば大丈夫でしょうか?
周辺部までAFポイントがある理由のひとつに追い続けるのがむずかしい被写体があります。
急に飛び立つ鳥や高速なバイクなどです。
これは中央1点だけで追い続けるのはとてもむずかしく無理に近いです。
そんな時に周辺部まで使用したAFを行い被写体をとらえます。
周辺部でも被写体をとらえられるとうれしいよ
周辺部が広いと被写体をとらえやすいね
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中央1点での撮影の方法
中央1点で撮影するにはそれなりに努力が必要です。
人の撮影の時1人なら中央のAFポイントでピント合わせができます。
でも2人になったら中央にには被写体がありませんね。
その時はフォーカスロックという方法を使います。
右か左の人でピントを合わせてシャッターボタン半押しの状態でレンズを動かして2人とも写るように合わせます。
ピントを合わせたら固定する方法です。
慣れると動きもので中央ではない場所でピントを合わせたい時でも対応できるようになります。
フォーカスロックだね
覚えておくといろいろな時に役に立つよ
CANON EOS 1D MarkⅣ と EF300mm F2.8 L IS USM + EF1.4x で撮影
ISO200 F4 1/400秒
イッツ・クリスマスタイム!のミッキーとミニー
まとめ
最近のカメラはとても高性能ですが、何気なく使っているAFの中央のおはなしをしてみました。
中央のAFポイントがいちばん能力が高くて、その近い周辺部も高性能です。さらに遠くになるとAF性能が悪化していきます。
良いAFポイントを使用して撮影するには腕が大切です。
これができるようになるとどんなカメラで撮影する時も対応できます。
周辺部のAFポイントよりも迷うことなく正確なピント合わせができます。
いいカメラといいレンズを最大限活用できるように中央1点AFを覚えておきましょう。
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