みなさんこんばんは。
CANONのミラーレス一眼EOS RPのAFの注意点のおはなしをしたいだらだらくまです。
最近のカメラは測距点(AFを合わせるポイント)の数が多くなり、動きものに合わせた追従も進化しています。
一眼レフではAFセンサーの大きさから測距点は中央に集まっていましたが、ミラーレス一眼ではほぼ全域でAFが可能です。
暗いところでもAFできる優秀なAFですが、注意すべきところもあります。
AFを使用しての撮影をさらに活用できるように注意点のおはなしをしてみたいと思います。
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一眼レフとミラーレス一眼のAFの違い
同じレンズ交換式のカメラですが、AF方式が違います。
一眼レフは反射するミラーの下にAFセンサーがありそこでピントを合わせています。
とても俊敏性がありますが、専用のAFユニットを搭載する必要があるため、大きさの制限からAFエリアは狭くなりがちです。
ミラーレス一眼は直接イメージセンサーに光を導くためAFセンサーはイメージセンサーの一部になります。
これは大きな利点です。
一眼レフはイメージセンサーとAFセンサーの場所が違いますので、使用状況やレンズとの組み合わせによりAFが合わなくなっている個体もあります。
ミラーレス一眼のAFはコントラストAFから像面位相差AFなど進化してとても高性能になりました。
今回おはなしするEOS RPのAFはさらに独自の技術が盛り込まれたAFです。
暗い時もファインダーが見えるのはすごいよ
液晶表示の遅延が気になるかもね
注意点
なんと暗いところではAI SERVO AFが合わないことがあります。
カメラの能力表記ではEV-5というほとんど見えない暗さでもAFが合うはずです。
それではもう少し詳しくおはなしします。
○ AI SERVOの時にファインダーや液晶画面が暗い状態の時
AI SERVO使用時に限りなのですが、周囲の明るさにかかわらずファインダーや背面液晶に表示されている状態が暗い状態の場合はAFが合わない可能性があります。
暗いところでもAFできるはずなのに明るいところでもAFできないのは悲しいですね。
この対処法を次の項目で書いてみます。
何か対策はあるのかな
原因がわかると対策できるよね
CANON EOS RP と EF 24-105mm F4 L IS USMの液晶画面
ISO800 F4 1/30秒くらいの画面です
室内ですが通常の明るさで画面が見えればAI SERVO可能です
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AI SERVOがAFできない理由(想像含む)
ファインダーや液晶画面に表示された映像が暗い場合にAI SERVOでAFできない理由を追ってみたいと思います。
先に書いてしまいますが、ファインダーや液晶画面の表示を「露出反映なし」にして同じ設定でも明るく表示されていればAI SERVOでAFできます。
ここでひとつわかります。
では「ONE SHOT」と「AI SERVO」ではAFの動作は違うのでしょうか。
「ONE SHOT」は一度だけピントを合わせる方式で「AI SERVO」はAFしている間ピントを合わせ続ける方式です。
実はこの2つの方式で確実な違いがありました。
○ 「AI SERVO」時は連続AFのためか画面は暗いまま
AFは画面が明るい時に可能で表示されている画面が暗い場合は明るさの補助が入らないAI SERVOはAFが迷ってしまい使えないということでしょう。
センサーに入った光の量でAFするのかな
どのくらい暗いと合わないのかな
気になるよね
CANON EOS RP と EF 24-105mm F4 L IS USMの液晶画面
ISO800 F11 1/15秒くらいの画面です
ここまで暗くなると周囲が明るくてもAFできません
AI SERVOでAFするための対策
対策としてはファインダーや液晶画面に明るく表示されていればAFができるようになります。
○ 液晶画面の表示を露出反映させない設定に変える
これはファインダーや液晶画面の表示を明るくする設定ではありませんのでご注意ください。
これは単純に適正露出付近に設定する方法でs。
ほとんどの場合がこの方法で対応することになると思います。
ファインダーや液晶画面に表示される明るさは露出反映がベストです。
一眼レフでは撮影するまで写りがわからなかったのにミラーレス一眼のファインダーではみて確認することができます。
AI SERVOを使用して画面がすごく暗くなるほどアンダーで撮影したいときはこの方法は使えません。
わたしは露出反映していることに優位性があると思いますが、どんな設定でもファインダーや液晶画面は見えやすい明るさで表示された方がいいという方もいらっしゃるでしょう。
または先ほどのAI SERVOを使用して画面がすごく暗くなるほどアンダーで撮影したいときに頼りになる方法です。
こちらもミラーレス一眼の特色ですが、ファインダーや液晶画面にだけは適正な明るさを出すことができます。
Mモードの時がは少し苦労しちゃうよね
見えていればAFできちゃうと考えてみよう
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AI SERVO AFのテスト
ファインダーと液晶画面に露出を反映させる設定でテストしてみました。
通常の明るさでは問題なくAI SERVO AFができます。
しかし、シャッター速度を速くして絞っていくと画面は暗くなりAFできなくなります。
周囲は明るいにもかかわらずです。
ここでファインダーと液晶画面の露出反映をOFFにしてみたところ、明るく表示されてAF可能になりました。
やはり画面に写っている明るさでAF可能か判断されるのでしょう。
しかし、朗報もあります。
画面が暗くなった時といいましたが、まったく見えないくらいになった時にはじめてAFができなくなりました。
そのためほとんどの場合はAF可能だということでしょう。
この現象を逆に考えると、ファインダーと液晶画面に露出反映時見えないほど真っ暗な場合もISO感度を上げ、F値を小さくし、シャッター速度を遅くした時は露出反映で明るくなってAI SERVOできてしまうかもしれません。
撮影条件でAF出来ないこともあるんだね
心配だけどほとんどの場合で大丈夫そうだよ
まとめ
今回はAI SERVOの動作のための明るさのおはなしでした。
EOS RPはAF可能な明るさがEV-5であるため非常に暗いところでもAF可能です。
AI SERVOはこのような評価になりました
でもAI SERVOでは被写体の明るさではなく画面に写っている明るさでAF可能か決まります。
ONE SHOTの時はAF時に画面が一瞬明るくなってくれます。
その明るさでAFしていると考えるとONE SHOT時も画面の明るさによりAFの判定がありそうです。
一眼レフの時とは違いちょっと惑わされてしまいそうですが、この癖を覚えておくと対応しやすいと思います。
今回のおはなしは半分仮定のおはなしですので違っていたらすみません。
また情報がわかり次第書いて行きたいと思います。
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