ぼかした写真の撮影や機材についてのご説明

FUJIFILM X20 マクロモード 0.すべて

みなさんこんばんは。

初級のぼかした写真を撮影したいだらだらくまです。

今回ははじめて一眼レフやミラーレス一眼を購入した方向けに書いてみたいと思います。

レンズ交換式カメラを購入したということのひとつにはぼかした撮影をしたいということもあると思います。

ぼけに関してはレンズ交換式カメラだから楽しめる利点ともいえます。

まずはぼかし方からご説明してみましょう。

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ぼけの条件

ぼかすためにはいくつかの条件があります。
少しむずかしいかもしれませんが確認もお願いします。

○イメージセンサーのサイズは大きい方がよい
○レンズのF値は小さいほどよい
○最短撮影距離は短いほどよい
○望遠レンズほどよい
○背景が遠いほどよい

ぼけを作りやすい条件はいくつかの項目で決まります。

○イメージセンサーのサイズは大きい方がよい
1/2.3 < 1/1.7 < 1 < MicroFourThirds < APS-C < フルサイズ
イメージセンサーが大きいほど被写体のまわりの
ぼけの幅が広くなります。
どのセンサーサイズでも同じF値で同じ撮影距離なら
被写体のまわりのぼけかたはいっしょです。

○レンズのF値は小さいほどよい
ぼけというのはピントがあっているところと
その周辺の場所ではピントが合わないことから
おこる現象をいいます。レンズの収差の影響です。
F値が小さいほど被写界深度という
ピントが合う範囲が狭いためぼけやすくなります。
50mmのレンズではF1.4-からF2.8のレンズがぼけやすいです。

○最短撮影距離は短いほどよい
被写体から離れて撮影するよりも近いほうが
まわりのぼけの量は多いです。
大きくぼかしたいときにはできる限り近づきたいですね。
しかし、レンズの最短撮影距離が長い場合はぼかすことが
むずかしくなります。

○望遠レンズほどよい
望遠レンズになるほどぼけが大きくなります。
400mmくらいの望遠レンズになると極端ですが、
24mmよりも50mm、50mmよりも85mmのほうが
ぼけやすいレンズです。

○背景が遠いほどよい
被写体から背景の距離が離れているほどぼけます。
被写体までの距離が50cmだったときは
背景を150cmくらいにするとぼけが大きくなることがわかります。

どんなレンズがいいのかな?

はじめて買ったときについてくる
18-55mm F3.5-5.6のレンズでもぼかした撮影は可能です。
55mm側でF値は5.6そしてできる限り最短撮影距離で撮影することで背景をぼかすことができます。

しかし、ぼけの量は少なく、とろけるようなきれいなぼけではありません。

できれば単焦点レンズの50mm F1.8などのF値が小さいレンズをおすすめしたいと思います。

CANON EOS60D と EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM で撮影
ISO100 F5.6 3.2秒
55mmのときセンサーからダッフィーまで約30cm、ダッフィーから背景まで50cm
APS-C F5.6 55mm

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被写体

はじめてぼかした撮影をしたいと思ったときに困ってしまうのが被写体です。
好きなものを撮影でいいのですが、ぼけのためには最短撮影距離まで近づく必要がありその場合は
かなりの大きさで写ることになります。
そのため被写体を見つけづらいときは花、お手持ちの小さめのぬいぐるみ、アクセサリーなどをおすすめします。

ぼけの量

レンズやカメラの設定、撮影する距離でぼけの量を選ぶことができます。
まわりがまったくわからないほどとろけるようなぼけもきれいですし、風景としてどんな場所かほどよくわかるようにぼかすことも重要です。
ぼけをおさえたいときはF値を大きくする、被写体から離れて撮影するという方法があります。
F2.8で近よって撮影とF1.8で少し離れて撮影ではぼけの感じが違います。
これからぜひ試してみてください。

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ぼけの撮影

ぼかし方は書いたとおりなのですが、ぼけを重視した撮影
についてはここで書いてみたいと思います。
ぼけを上手に作ることは場所選びも大切です。

ぼけにきれいな色がついていると
被写体が強調されるだけでなく写真全体もおしゃれに見えますね。

おすすめの背景

○カラフルな花や葉っぱなど色がついたもの
○夜景など点光源があるもの
○部屋での撮影なら背景にもカラフルなものを用意する

あまり良くない背景

○被写体よりも背景が大幅に明るいor位ところ
○同一色の背景

練習をしてぼけの表現をしてみてください。

ぼけの例

わたしがはじめてぼかしたい方におすすめするのはななめ撮影です。
インパクトは玉ぼけなどがいいのですが、できる状況が少ないのが欠点です。
ぼけの感覚を養うためにはいつもぼかした表現ができることからはじめていただきたいと思います。

CANON EOS 6D と TAMRON SP24-70mm F2.8 Di VC USD(A007)で撮影
ISO3200 F2.8 1/20秒
ロストリバーデルタの橋とイルミネーションをななめに撮影
F2.8 ななめ撮影

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まとめ

ぼけを上手に利用した撮影ができるようになるとうれしいですね。
レンズ交換式カメラの良いところはどんどん利用してみましょう。

冬はイルミネーションが多く飾られます。きれいなぼけができますね。

CANON EOS6D と TAMRON SP35mm F1.8 Di VC USD(F012)で撮影
ISO400 F2 1/160秒 フラッシュ NISSIN i40 1/128発光
被写体ティッピーブルーが暗いため弱くフラッシュ発光
EOS6D SP35mmF1.8

FUJIFILM X20 センサーサイズ2/3インチ コンパクトデジタルカメラで撮影
ISO400 F2 1/30秒 マクロモード フラッシュ発光
センサーサイズが小さいため広角でのマクロモードで撮影
いろいろなテクニックを使うとコンパクトデジタルカメラでもぼかした撮影ができます
FUJIFILM X20 マクロモード

カメラは初心者向けでも撮影できる写真はプロ級になるはずです。

このぼけの表現ができるようになると
写真の全体の構図にも気を使えるようになります。
前や後ろに広がるぼけによっても被写体の配置をずらしたりぼけの量をコントロールするようになっていきます。

ぼけの表現をおぼえたらぜひ自己満足できるようにたくさん撮影してください。

表現のひとつとして撮影できるようになるといいですね。

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